登山中の塩分(ナトリウム)補給に梅干し純をオススメします

皆さん、登山中の小まめな水分補給、してますかー?
水分補給だけで、ナトリウムの補給、忘れてませんかー?

僕らは以前、登山中にスポーツドリンクをメインに飲んでいました。ですがスポーツドリンクの甘さは、疲れたときは飲みづらいのです。
そんなわけで、今では凍らせて持っていった麦茶や水をゴクゴク飲んでいます。
キンキンに冷えてやがるっ…!!

お茶や水で水分補給をする場合、汗で失ったナトリウムを補給できていないので、体液のナトリウム濃度が低下します。これが体調不良の原因になります。
それに体液のナトリウム濃度が下がると、脱水が促進されるそうなんですよ。で、ますます飲む→出る→飲む…の悪循環に。

日本スポーツ協会の、熱中症予防ガイドブックによれば、運動中に補給する飲料の中身としては、0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだものが効果的なのだそうです。これは、水1000mlに対して食塩の量は1~2gとなります。スポーツドリンクの塩分濃度がだいたいこれくらいの範囲に収まっていますよね。

というわけで、スポーツドリンクを飲まずに、お茶や水を飲むのであれば、合間に塩分を少しずつ摂るべきですね。
ただ、どういったカタチで摂取したらよいのか。
塩タブレットは味気ないし、塩分チャージタブレットのようなお菓子系は塩の量が少なすぎる…というわけで、今回ご紹介するのが「梅干し純」です。

しそ入り梅干し100%の梅干し純

凝縮された梅ぼし

梅干しの種を抜いて、そのままフリーズドライしてタブレットにしたもの。まさに凝縮された梅干し。それが梅干し純。

私が買ったものは、4粒が1袋に入っていて、それが6袋、計24粒入り。
12粒入りのものもあるようです。

成分表示を見てみましょう。

成分表示を見てみると、食塩相当量は、10.8g中、4.6~9.1gです。
これは、42.6%~84.3%が食塩ということになりますね。
何故こんなに幅があるのかわかりませんが、下手すると殆ど食塩です。
凝縮された梅干しというよりも、梅味の塩と言った方が合っている気がしてきました。

梅干し純 食塩の量

1粒あたり…0.19g~0.38g
1袋4粒あたり…0.77g~1.52g

すっぱくてしょっぱくて美味しい梅干し純

1袋に小さな粒が4粒

舐めてみます。
食塩相当量がかなりのものなので、しょっぱさが前面に出てくるかと思いきや…。
口の中に入れた瞬間、もちろんしょっぱいのですが、梅干しの風味と酸味が口いっぱいに広がって、唾液がジャバジャバ出てきます。ほのかにシソの香りが鼻に抜けて…これは美味しい!
ぼ、ぼ、僕は…おにぎりが…食べたいんだな…。

小さなタブレットなので、あっという間に溶けてなくなるのかと思いきや、不思議なことに数分持ちます。
ちゅぱちゅぱ、ちゅぱちゅぱ、梅干しの風味をしばらく楽しめました。
口の中がしっかりと潤うのを感じます。
…と書いているだけで口の中がジャバジャバです。

他の梅干し系の菓子と違って甘味も無いので、登山中の甘みを受け付けないような時でも舐めやすいですね。原材料が梅干しだけなので、本当にザ・梅干しという感じです。

出しにくい袋

最初にお伝えした通り、4粒ずつ包装されています。
…が、これがとても出しにくい。登山中にここから一粒ずつ出すのはなかなか難しい。
袋はどこからでも切れるので、切っちゃえばいいんですが、そうすると小さなゴミが出てしまうのがマイナスポイント。
もうちょっと手軽に、ミンティアみたいに出すことはできないものだろうか。ミンティアのケースにあらかじめ入れておけば良いのかしら。

おやつとして食べるには濃すぎる塩分量

普段食べるおやつとしては塩分量が多すぎます。
一袋4粒だと最大1.52gの塩を摂ることになり、味噌汁一杯分強くらいの塩分量です。
日本人は、ただでさえ塩分摂りすぎ民族なので、運動時以外におやつとして食べるのは限りなく不適な気がします。美味しいのに!
特に梅干し大好きな小さなお子様がバリバリ食べてしまうと危険な気がします。

売っているところがない

梅干し純は発売以来40年の超ロングセラー商品らしいのですが、知人に頂いて初めて存在を知りました。売っているのを見たことがないんですが、マツキヨやキオスクに売ってるらしい…です。
どこにでも売っているわけじゃなさそうなので、僕はAmazonで購入しています。

登山中の塩分補給として食べるには、どれくらいが適当か

そんな梅干し純ですが、最近の登山には毎回持って行ってます。

で、どれだけ食べたら良いの?って話なんですが。

運動時の水分補給時は、水1000mlに対して食塩1~2gが良いと。
登山のような大汗をかくアクテビティの場合、もう少し多めに摂っても良いみたいです。

梅干し純 食塩の量

1粒あたり…0.19g~0.38g

というわけで、ペットボトルのお茶や水1000mlを飲む間に、梅干し純を6粒程度食べれば良さそうです。6粒で食塩量は、1.15g~2.28gです。
500mlのペットボトルであれば、3粒ですね。
あまり汗をかかない状況ではもっと減らしても良いのかなと思います。

小さな粒でもしっかり塩分を摂れるというのは、なかなか良いですね。それに、梅干しのフリーズドライですから、ナトリウム以外のミネラルも摂れて一石二鳥ではないでしょうか。

実際に山で食べてみたら

本当にすぐ実感できたことが一つありまして。
以前は、お茶や水をがぶ飲みしながら登った後、食欲がなくてラーメンすら食べたくないということがありました。
これは、体液のナトリウム濃度が下がって、消化液が減少して起こる食欲不振なのですが…。
梅干し純を舐めながら登った山では、登りの後でも食欲があって、美味しく食事をすることができました。

ナトリウムが体内から不足すると、食欲不振の他に、頭痛・吐き気・疲労感・筋力の低下が起きるのだとか。登山中にそのような症状が出る方は、梅干し純を舐めながら登ってみてはいかがでしょうか。

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