登山中の湯沸かしや調理に、SOTOのウインドマスターやプリムスのウルトラバーナーを使っています。
コンパクトで軽量なので、持ち運びの邪魔にならならず重宝しています。
ただ、ちょっと不満もあるのです。
OD缶に直接接続するタイプなので、クッカーを置くと重心が高くなり、バランスが悪いのです。ゴトクも小さいのでさらにアンバランス。たっぷりと水の入った大きめの鍋はちょっと置けない…。
また、OD缶自体が少しお高いので、お財布に優しくないのも痛い!
そんなわけで重心が低くてゴトクも大きくて経済的なバーナーはないかと探した結果、SOTO レギュレーターストーブを購入した次第!
目次
SOTO レギュレーターストーブのスペック
モンベルで購入。
定番中の定番。愛用者の多い、大人気のバーナーみたいですよ。
一時期は入荷即完売だったのだとか。
中身はこんな感じ。
ストーブ本体と説明書、収納袋が入っています。
足を広げて、CB缶を接続してみました。
ちょっと厳ついけど、カッコいい!
遮熱板がワンポイントでイケメンです。
スムーズに着火。今回はSOTOのCB缶を接続しましたが、他のメーカーのカセットガスでも大丈夫です(推奨はされませんが)。
他のバーナーとの比較
OD缶と比べると少し広めのスペースが必要ですね。
レギュレーターストーブの特徴
マイクロレギュレーター搭載で安定した火力を出せる
シングルバーナーの弱点は、寒さに弱いということ。
外気温が低い状況だと、缶の中のガスの圧力が弱まり、火力が弱くなるのです。
また、燃焼時の気化熱によってボンベ自体が冷やされてガスの圧力が低下し、さらに火力が弱くなるよいう悪循環。
マイクロレギュレーターは、外気温に左右されず、常に一定のガスを出すための装置です。
出典:レギュレーターストーブ ST-310 SOTO
上記のように、マイクロレギュレーターなしのバーナーは気温が下がるにつれて水が
沸騰するまでの時間が長くなりますが、レギュレーターストーブは殆ど変化していません。
重心が低く、ゴトクが大きい
CB缶を横から接続するスタイルで、重心が低くなっていますよね。脚も末広で安定感は抜群です。
横に長いので、スペースが必要になりますが、多少の傾斜ならへっちゃらで設置できそうです。
そして、低い重心と大きいゴトクのおかげで、大きめの鍋だって火にかけられます。
CB缶使用で経済的
安くて手に入りやすいCB缶を使えるので、ガンガン使えます。
低温に弱い安価なCB缶でも、マイクロレギュレーターによって安定した出力を維持できるので安心です。
少し重くてかさばる
ゴトクが大きい分、どうしても嵩張ってしまいます。
重量もプリムスウルトラバーナー(116g)や、同じSOTOのウインドマスターと比べると…
重さが二けたgだったら許容範囲ですけども、少しでも軽くしたい登山では、100g以上違うのは少し考えてしまいます。
点火スイッチの場所が悪すぎる
これどうにかならなかったんかい!
というレベルでスイッチの場所が悪いです。極悪です。
ガスの出力調整ツマミの下にスイッチがあるので、極めて押しにくい!
登山中に使う場合、バーナーを地面に置くので、さらに押しにくいんですよ。
ゴトクに鍋を置いた状態だと、もうスイッチは押せません。
これについては解決するためのアイテムがあります。
価格は500円と少し。しかも純正品。これなら最初から付けておいてよ…。
満足度の高いシングルバーナー
経済的で、安定感があり、鍋も使える。見た目も良い。満足感の高いバーナーです。
ちょっと重く嵩張ってスイッチが押しにくい(スイッチ補助具で解決しますが)けど、弱点はそれくらい。
シーンに合わせて使い分ければ大活躍してくれると思います。
出力:2.9kW(2,500kcal/h)
ガス消費量:245g/h
使用時間:約1.5時間
点火方式:圧電点火方式
重量:330g