【四阿山】地味な山容、登る楽しさ第一級

2019年6月13日

どうも、yunaです。

梅雨の晴れ間を利用して、四阿山に登ってきました。
百名山であるものの、近くに存在感バツグンの浅間山があるので、何だかぼやけた感じでピンと来ない山でした。
そもそも「あずまや」って読めないよ〜〜!
しかし、登ってみたら魅力たっぷりの山でした。
根子岳〜四阿山〜小四阿の周回コースを歩く山旅の始まりです( ^∀^)

プロローグ

当初の予定では、今が見頃のシャクナゲを見にテント泊で甲武信ヶ岳に登るつもりでした。
しかし、天気がよろしくない/(^o^)\んー、どうしよう。
てんくらで、片っ端から晴れそうな山を探す。
そこで見つけたのが四阿山!
次の日は蓼科山に登ることにして、急遽計画した山旅ですが、中々楽しくなりそうな予感!

前日も仕事がお休みだった為、早めに就寝して夜中に出ることに。
15時には寝ました(笑)。

しかし、いつもは起きてる時間なので当然深い眠りにはつけず((((;゚Д゚)))))))
19時前には起きてしまった!睡眠失敗!
こうなったらもう眠れないので、当時ハマっていたミッションインポッシブル3をamazon 
primeで鑑賞(笑)

そんなこんなで睡眠時間3時間弱で、24時頃には自宅を出発しました。
高速道路眠かったー。

上田菅平ICを降りて、まずは松屋の上田秋和店で朝ごはん!
ICから車で10分、四阿山とは逆方向です。
santamaはカルビ定食。増量フェアをやっていたらしく、お肉マシマシ。
朝はパンよりお米派です。
山に登る前は特にそう。クライマーあるある(あくまで個人的意見)。

菅平牧場から出発

嬬恋村お馴染みのキャベツ畑を走り抜けます。

4時頃、駐車場に到着!
入山料として1人200円を支払います。
早朝は管理人さんは不在なようなので、帰りにお支払いすることになります。

駐車場は第4駐車場まであります。140台駐車可能。
平日ということもあり、1番上の第1駐車場に停めることができました( ^∀^)
まだ3〜4台しかいない!

早々に出発したい気持ちもありましたが、夜通し運転していたので眠気がピーク(_ _).。o○
30分ほど仮眠することに。

起きて準備をしていると、60代くらいのパーティーが到着。
リーダーのおじさんが駐車場から見える山々を、あれは穂高連峰、燕岳、後立山連峰…などと解説をしていました。
山の形と方角などですらすら言えるようになりたいなあ。

こそっと聞いてパシャリ!写真は後立山連峰。

トイレはここにしかありませんので、済ませておきましょう。

駐車場から真っ直ぐ進むと根子岳、右に曲がると四阿山方面です。
本日は根子岳〜四阿山〜小四阿の周回コースを歩くので、真っ直ぐ進みます!

猫のポーズをしたくて根子岳へ

5時59分 それでは出発!

左手には、広大な牧場が広がっています。牛さんたちを横目に登っていきますよー!

歩き始めは、こんな感じで緩やかな登りです。

ちょうどツツジが見頃らしく、いろんなところで花を咲かせていました(о´∀`о)
このレンゲツツジは毒があり、動物たちが食べないため群落が形成されやすいそうです。

こちらは白いお花を咲かせるズミという木らしい。

15分ほどで展望台に到着です!
歩いている方角から太陽が昇ってきて、とても眩しいっ!
東屋の下にベンチがあり、休憩も出来ます。

santama
四阿山の東屋で休憩しよう!
yuna
…( ˙-˙ )寒いダジャレ…。

牧場に遊びに来ただけの人も、折角ならここまで来て景色を堪能してほしいですね(^O^)

美ヶ原と、

槍ヶ岳も見えましたー!!

展望台を過ぎると、しばらくダケカンバの樹林帯の中を歩きます。

7時15分 根子岳まで残り500m!

ここから樹林帯を抜け、また素晴らしい景色が広がります。

富士山の頭がひょっこり見えてきました((o(^∇^)o))

傾斜がきつくなってきて、足元はガレ場に変わります。
あともう少しで山頂だー!

7時38分 根子岳山頂到着!

鐘を鳴らして、登頂を祝います。
駐車場からCT2時間10分のところ、1時間40分で着きました!
根子岳山頂までは、急登というほどの急登はなく、景色もこれだけ最高なので感覚的にはあっという間でした。

根子岳に来たなら、絶対にしておきたかった猫ポーズ!!(^O^)

四阿山よりも根子岳の山頂の方が広く、休憩には適していますが、時間も早かったのでそのまま出発です!
団体の場合は、四阿山〜根子岳へ回るコースの方がいいのかなあと思います。

四阿山へ向かう道

7時44分 出発!

目の前に見えるのが、四阿山。
ここから200m、コルまで一気に下り切ったら四阿山までの登りが待っています。

そして、四阿山の後ろから浅間山が顔を出してきました。
四阿山から見る浅間山は大迫力であること間違いなし!楽しみだなあ〜( ´ ▽ ` )

まずはこのクマザサ地帯を歩きます。
登山道を覆いつくすように生えるクマザサ。

ご覧ください。
santamaの太もも辺りまで伸びています。ヤブ漕ぎ状態です。
そして、朝露で葉っぱが濡れているのでビショビショになります。

爆裂火口壁もあり。

鬼遊びの庭と名付けられている岩場

振り返るとこんな感じに。右側は切れ落ちているので気をつけましょう!

200m下り切り、しばしの平坦道です。根子岳の方を眺める。
四阿山を紹介するとき、必ずこの景色が出てきますよね。
私もここを歩くのが1番楽しみでした!

8時30分 大隙間到着

コルまで下ってきました。
ここから四阿山まで約300mの登り返しです( ;∀;)
あと1.5キロ、頑張ろう!!

眠気MAX、しんどい登り

鬱蒼としたシラビソの樹林帯を歩きます。
ここは陽が当たらないのか、水はけが悪く登山道はぐちゃぐちゃです。
ぐちゃぐちゃ登山道を歩いていると、必ず燧ヶ岳の悪夢を思い出します…。
未だにあれを超えるぬかるみには出会ったことがありません。
四阿山から先に登ると、ここを下りで使用することになるので、滑って大変かもしれません。

クマザサが生い茂る道を掻き分けて進みます。

傾斜がどんどんきつくなってきました。
今回の山行の中で1番しんどいところです。
そしてここにきて、眠気もピークです( ;∀;)

めちゃくちゃ眠い。とにかく眠い。眠くてフラフラ。

いつもならなんてことはない、たった40分の登りですが、この日はすごくキツかったです。
やはり寝不足は、すこぶるコンディションを悪くする。

しばらく山は登りたくないかも…と思ったほどです。

ほとんど意識のないまま、何とか登ってきました。
視界が開けてきたので、後ろを振り返ってみます。
根子岳、遠く後ろには火打、妙高などの山々がそびえています!
この景色!この景色が見たかったんだ!!

山頂も目の前に見えてきましたよ!
左の高くなっているところが四阿山山頂です\(^o^)/

山頂手前は平坦道がしばし続きます。

9時26分 分岐に到着!

分岐までやって来ました。残り0.7キロです!

絶景が待つ山頂

山頂までの最後の登りは木段が続きます。
階段がとにかく苦手な私。
岩場などでは、自分で考えて足を上げる高さを決められるのに対し、階段のように足を上げる高さが決まっていると、自分のペースで登れず体力が奪われる気がします。
植生保護のため道を外すことが許されないため、しんどいです…。

9時39分 四阿山山頂

はい!着きましたー!
2333m、四阿(吾妻)山登頂です!
群馬県側では吾妻山と言うそうですが、吾妻=福島をイメージしてしまいます。

浅間山もばっちりです((o(^∇^)o))

ど快晴!!気持ちいいぜー!!

santamaは虫がうようよいる時期に、何故この色のTシャツをチョイスした…。
汗で湿り気を帯びたシャツに大量の虫が張り付き、何とも近寄りがたい背中をしていました(O_O)
黄色は虫を集める色って、自分で記事にしてましたよねえ?

中四阿、小四阿を経て、菅平牧場へ

10時26分 下山開始!

登りでは苦戦した階段地獄をすいすい降りて…。

分岐点まで戻って来ました。
菅平牧場へ下りるので、左方向に進みます。

んー!歩きやすい道!

浅間山の方を見ると、雲が火口付近でモクモク!
まるで噴煙を上げているような写真が撮れました。

11時10分 中四阿

標識などはありませんでしたが、地図的に恐らくここが中四阿。

木の枝に止まる鳥。
妙に鳴いているので、何だろう?と思っていたら、

下からとても大きな蛇が!∑(゚Д゚)鳥の巣を狙っていたのかも。
周りの鳥にそれを知らせるため、鳴いていたのかもしれませんね。

11時49分 小四阿

ここも標識がありませんでしたが、小四阿かと思います。

小四阿を過ぎると、展望はなくなり樹林帯へと入っていきます。
傾斜も緩やかに。

こちらのルートでも、たくさんのツツジが咲いていました!
綺麗に色づいています。

12時55分 下山

登山口まで戻って来ました!

駐車場までは車道を少し歩いて戻ります。

駐車場横の売店が開いていたので、少し休憩していきましょう!

暑くてたくさん汗をかいた後のコーラは本当においしい( ;∀;)
百名山バッジも売店で販売していました!
ソフトクリームののぼりが立っていたので、食べようと思っていたんですが○ジャータだったのでやめました(笑)。
牧場っていうんだから、搾りたて牛乳の美味しいソフトクリームを期待してしまうじゃないですか…。

夢の平キャンプ場

翌日は蓼科山に登る予定だったので、蓼科山近くの夢の平キャンプ場に泊まります。

手続きは、少し離れた場所にある白樺高原総合観光センターで行います。
1人1泊300円という安さ!
炊事場も一応あります。
以前はゴミも捨てられたそうですが、今は全て持ち帰りとなっています。

キャンプサイトは平らなところはなく、ほとんどが傾斜地になっています(^_^;)
板が敷かれていますが、釘が飛びてていたりボロボロ。
ここが一番マシだったかなあ。
画像の通り、キャンプ場のすぐ横には蓼科スカイラインが通っています。
駐車場はすぐ近くなので、荷物の積み下ろしは楽ちん!

問題はトイレでした…。
もう、見た目からやばそうな雰囲気がプンプン。
…勇気が出ず、使用出来ませんでした。
テント受付をした白樺高原総合観光センターの前に清潔なトイレがあるので、車でわざわざ下に下りてそこを使用しました(^_^;)
汚いトイレが苦手な方は心して行きましょう(笑)。

今回立ち寄ったお店

女神湖付近のとある飲食店でご飯を食べました。
とても外観が可愛くて素敵なお店だったので、入ったのですが…。
おばあちゃんちの匂い。謎のカレー。頼んだハンバーグはレトルトでぬるい。
食後のコーヒー、ガムシロを入れようとしたらカチカチに固まっていたのには大爆笑でした(笑)。
残念。あゝ、松屋でお腹いっぱい食べたい(笑)

気を取り直して、こちらは口コミでも評価の高かった牛乳専科もうもう

デザートにソフトクリームを食べました!とても美味しかったです( ´ ▽ ` )
飲むヨーグルトも、濃厚でいいお味( ´ ▽ ` )
50周年イベントをやっており、くじ引きで1等のボールペンもGET!
さっきまで、半泣きだったsantamaもご満悦!
santamaはご飯に不安があると、死んだ魚の目になり、全てのやる気が失われるのです(笑)。

もうもうの牧場近くから見えた根子岳と四阿山。
さっきまでひいひい言いながら登ってたんだなあ。
本日もお疲れ様でした!!

四阿山登山を振り返る

寝不足だったのです。
眠くて眠くて、登りの半分くらいはあまり記憶にありません(笑)。
ただ、ぼやけてピンと来ない印象だった四阿山は、私の中で輪郭がはっきりと、展望が素晴らしい百名山ということが分かりました。
タイトル通り、地味な山容ながら登る楽しさは第一級です。
次回はたっぷり寝た後に、もっと楽しく登りたいです!

みなさんにご忠告!ミッションインポッシブルは、見始めたら止まりません!



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