5月30日。
清々しく晴れわたる、最高の登山日和のなか、磐梯山にのんびり登ってきました。
メンバーは、僕+嫁と、福島に住んでいる妹です。
山頂は360度の大パノラマ!下山後は、桧原湖の見える露天風呂で汗を流す!
それなのに僕は運転なので、ビールが飲めない!
画竜点睛を欠くとは、このことでは?!
八方台登山口からゆるゆるハイク
磐梯山と言えば、有名なのが裏磐梯の山体崩壊ですね。
猪苗代湖の方から見ると、会津富士と言われるほど整っていて、緑豊かな佇まい。
裏側(裏磐梯)から見ると、1888年に起きた爆発による山体崩壊の跡が、とても荒々しく迫力があります。
磐梯山は、1粒で2度美味しい山なのでした。
当初の予定では、この裏磐梯から登るつもりだったのですが、時間が厳しそうだったので、八方台登山口から登ることに。
八方台登山口前の駐車場です。平日の8時15分ごろです。
磐梯山ゴールドラインを登ってくるだけで到着です。アクセスの良い登山口なので、平日でも賑わっていました。
トイレを済ませて、さあ行きますか。
この先、まったくトイレがありません。必ず登山口で済ませておきましょう。
(※弘法清水小屋には、携帯トイレを使用できるブースがあるので、携帯トイレを持っておくと安心だと思います)
なんと、磐梯山は携帯トイレを回収してくれます。やさしい。
新緑の中、気持ちよく登っていきます。しばらくは、ゆるやかな登りが続きます。
一緒に登った妹と近況報告をしながらのんびり歩きます。
ちなみに、僕のおしりが汚いのは、昨日の会津駒ヶ岳の尻セードのせいです。
ここは、中ノ湯跡。宿の主人が亡くなって、廃業したそうです。
この場所でまだ営業していたら、絶対に入って帰るのに!再建希望!
今でも温泉は湧き出ているそうで、野湯マニアが訪れるのだとか。猥褻物陳列罪かな?
磐梯山の山体崩壊で流れ出した土砂が、川をせき止めて出来たのが、桧原湖や五色沼などの湖沼群です。大小さまざまな湖沼群、それぞれが複雑な形をしているので、見ていて飽きません。
登山口から2時間かからずに、弘法清水小屋に到着。綺麗でオシャレな山小屋です。
この小屋には、トイレはありませんが、携帯トイレを使用するブースがあります。人間の尊厳を失う前に、使わせてもらいましょう。
フルーツポンチとコーラに心惹かれますが、登頂後のお楽しみにしました。
ここから30分で山頂です。気合い入れて行きましょう。
山頂に到着。
この時期限定の眺めです。
猪苗代湖と、水田の境目がほぼ無くなって、猪苗代湖が超巨大に見えます。
少々、「君の名は。」っぽい景色でした。
再び弘法清水小屋まで下りてきて、お楽しみのフルーツポンチとコーラで乾杯です。
小屋の女将さんは、毎日登ってきているのだそう。
お花畑方面から下りていきますよ。
よく見ると登山道が通っています。しかしそこはバリエーションルート。
帰り道、ブナ林の新緑が、ますます素晴らしく綺麗でした。
ちなみに、このあたりのブナは、磐梯山の噴火で一旦荒れ地になった後、新たに育ったブナだそうです。なんだか、ずいぶん細くて若々しいブナ林だと思っていたら、そんな理由があったのでした。
太くて立派なブナ林になるまでに300年かかるらしいので、まだまだ若いですね。
下山後のお楽しみ
裏磐梯の景観が素晴らしい、裏磐梯レイクリゾートから。
ここには、桧原湖を眺める露天風呂があるのです。
日帰り入浴料700円。汗クサベタベタマンな我々にも、入り口のボーイさんは親切に案内してくれました。裏磐梯が良く見えるナイススポットも教えていただきました。
露天風呂が最高です。キラキラ光る桧原湖を眺めながら、疲れた体を温泉で癒す。至福の時間を過ごしました。
風呂上りは高級イチゴミルクで乾杯。ビールなんて飲めなくていいんだ!
外観は、高級リゾートホテルですが、お値段は全体的にリーズナブルなのでした。
五色沼にも行ってみましたよ
何度か五色沼に訪れたことがあったのですが、毎回ガスガスでした。
晴れていれば、裏磐梯がはっきり見えるんですね。映え~。
ここで妹が、無造作にバッグに入れていたミラーレスをドボン。
あなたが落としたのは金のカメラですか?それとも銀のカメラですか?
妹の手に戻ってきたのは、ずぶ濡れのカメラなのでした。
登って楽しい、下りても楽しい磐梯山
八方台登山口からの磐梯山は、ブナ林の新緑・五色沼湖沼群の眺望・頂上からの猪苗代湖の眺め・裏磐梯の荒々しさ…と見所が目白押しでした。これと言って難所もないので、体力に自信が無い方でも大丈夫かと思います。
下山後はお楽しみ、温泉巡りをするもよし、五色沼湖沼群に足を運ぶもよし。磐梯山周辺は一大リゾート地となっていますので、事前に下調べをしておくことをお勧めします!
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