2021年5月28日
どうも、yunaです。
第一回目の緊急事態宣言が開けた5月下旬、約2ヶ月振りに登山に行ってきました。
自粛中は、ずーっと家に引きこもって「あつまれ どうぶつの森」をやる日々。
インドアな趣味も持ち合わせていたので、ありがたいことに退屈な日々を過ごすことはありませんでした。
だけどやっぱり山に行きたい!山に行きたいよう!!
そんな思いが爆発寸前で、やっとこさ宣言解除。
「まだ県境を跨いではいけない」ということで、足慣らしで軽めに登れる埼玉県内の山、宝登山に登ることとなったのです。
目次
山旅サマリー
ロープウェイを使わずに登っても、わずか1時間ほどで山頂に到着する超ゆるふわ登山です。
動物園入場料:大人500円
かわはく入場料:410円
合計:1410円 食費・登山口までの交通費除く
駐車場を目指す
「埼玉県内の山」となると、思い浮かぶのは秩父や奥武蔵。
実は私たち、この山域が苦手です…。
県内限定とされていなければ、絶対に自ら足を運ぶことはありません(笑)。
理由としては「樹林帯が好きではない」「低山が苦手」「地味」などなど…。
標高497mの、500mもない超低山ハイキング。果たして今回の山旅はどうなることやら??!
![](https://san-tama.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_7829-1024x682.jpg)
ロープウェイ始発前に駐車場に到着です。
県内の山なので、行きも下道でのんびりとやってきました。
平日の早朝ともなれば、こんなにガラガラ。
150台駐車可能とのことですが、ここが埋まることなんてあるのかな。
MAPはこちら
駐車場にはきれいなトイレが完備されています。
久しぶりの山歩き
![](https://san-tama.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_7832-1024x682.jpg)
それでは早速登っていきましょう。私たちは登山道入口に向かって進みます。
ロープウェイを使えばあっという間に山頂まで5分で行けちゃいます。
宝登山HPはこちら
宝登山、実をいうと今回で2度目なんですよね(この山域苦手とかいっておきながら…)。
前回は長瀞・秩父の観光をメインに来た時に、ロープウェイで登ってロープウェイで降りました。
秩父はライン下りなど色々な観光名所があるので、宝登山の記憶はほとんど消し去られています。
関東ふれあいの道を通って山頂までらくらくハイキングです。
「関東ふれあいの道」は丸山を登った際にも歩きましたが、どこからどこまで繋がっているのやら。
宝登山の登山といえば、野上駅から長瀞アルプスを歩くのが一般的なルート。
マイカーだと電車を使って戻ってこないといけないので(歩くことも出来ますが)、今回は麓からのピストンコースを選びました。
このコースは、最初から最後までこんな感じの道を歩きます。
しっかり整地されていて、時折車も通るので林道という感じ。
低山の5月の魅力は何と言っても美しい新緑。
木々からマイナスイオンをたっぷり浴びて、パワーチャージ!
当たり前のように自由に山に登れていた時は、なんとも思わなかったであろう林道。
![](https://san-tama.net/wp-content/uploads/2019/08/IMG_0525-1-150x150.jpg)
![](https://san-tama.net/wp-content/uploads/2019/08/fb020bc859ba739c22f346d88ed10090.jpeg)
と言い合う2人の顔は終始ニコニコ。ニヤニヤ。
山の中に居れるというだけでとても幸せに満ちた気持ちでした。
葉っぱの間から漏れる日差しがこれまた美しい。
久しぶりに山に入った私たちには、全てがキラキラして見えます。
ふと横に目をやると、どえらいカラフルな熊のぬいぐるみがこちらを見つめていました。
不気味な目の大きさだな…。
クライマーズハイ状態の私たちは、こんなぬいぐるみを見ただけでケラケラと笑う始末。
途中には東屋がありました。
急いでるわけでもないので、ちょっと座ってみたり。
東屋の天井から謎のひもがいくつもぶら下がっていたけど、何に使うんだろう?
何となく荷物が掛けられそうな形状だけど。荷物掛けなのかな??
少し休んだら出発。
1時間登るだけのお散歩コースですが、久しぶりの木々の匂いや登山靴で踏みしめる地面の感触、山の空気のおいしさはどれも最高のものです。
道中に見つけた可愛らしいお花をパシャリ。
そろそろ花の名前を覚えたいところ…と何年言い続けているのだろうか。
最後にやっと登山道っぽい、階段の小道を歩きます。
といっても数十メートルで視界は開けてきます。
ここまで来たら山頂はもう少し。
4月下旬から5月下旬にこの辺一帯にはツツジが咲きますが、見頃はもう過ぎたよう。
ちらほらとピンク色のお花が残っているだけでした。
ツツジロードを抜けるとレストハウスの横に出ます。
やはり観光スポットなだけあって、とても整備されていますね。
奥にはロープウェイの山頂駅。
反対側には宝登山小動物公園!
本日から営業再開とのことだったので、山頂に行ったあと帰りに寄ることにします。
宝登山は12月下旬の蝋梅に始まり、6月中旬のしゃくなげまで月によって様々なお花が咲きます。
特に人気なのは、ふわっと甘~い香りがする蝋梅!
山頂に向かうこの道も、本来はお花が咲くフラワーロード。
私たちは中途半端な時期に来てしまいましたが、お花の見頃を狙って訪れたほうがより楽しめるのでおススメです。
山頂からの眺め
![](https://san-tama.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_4707-1024x682.jpg)
はい、あっという間に山頂に到着しました。
標高497mということで、気になって調べてみたら、今まで登った山の中で一番の低山でした。
山頂は小高い丘の上、という感じで広々としています。
薄雲がかかってしまいましたが、景色は意外にもいい。
目の前に武甲山、左手のこんもり山は美の山。眼下には秩父の街並みが見えています。
他にも甲武信ケ岳とかも見えるみたいだけど、ここら辺の山域は詳しくないのでどれがどれだかさっぱり。
山容のインパクトが強すぎて、やっぱり視線は武甲山にいってしまいますね。
年々北側斜面が削り取られているわけですが、最終的にはどうなってしまうのだろうか。
西に目をやるとギザギザな両神山。
両神山は一度登りに行ったけど、気分が乗らずに途中で下山してしまった百名山。
未踏なのにバッジを購入して登った体になっているので、再チャレンジしなければ!
宝登山神社奥社へ
山頂を後にした私たちは、宝登山神社奥社にやってきました。
来た道と逆の道を5分ほど降りたところにあります。
すごく立派な鳥居!雰囲気がでてます。
近くにはちょっとした売店もありました。
階段を下って、お次は動物公園にレッツゴー!
宝登山小動物公園に寄り道
おさるさんたちが、みんながくるのをまっているらしい。
ここの動物公園はおさるさんがメインなのかな?!
道中、雪を被った山が見えました。
宝登山で冠雪した山を眺められるとは思っても見なかったので得した気分!
だがしかし、私にはあの山が何なのか分からない…。
宝登山小動物公園に到着です。
今日一番の青空が、ここにきて見れました。
意外に立派な建物だったので、これは中も期待できそうです。
最初にお出迎えしてくれたのはラマ。
優しいキュートなおめめ!
必死に覗き込むヤギ。
キャベツに夢中の立派な甲羅のカメ。
山ではお馴染みのシカ!
どの写真も至近距離で撮影出来ているのは、おやつのおかげです。
違うブースに行く度におやつを購入してしまうので、500円くらい使ってしまいました(笑)。
こちらを警戒しているヒツジ。
いつもウールでお世話になっています。<(_ _)>
一番高いところに君臨していたサル。ボスザルなのかな?!
最後はぽてっと可愛いフォルムのモルモット。
小動物以外の動物もたくさんいたので、もはや動物園なのでは。
登山後ということで、ちょうどいいサイズの動物園でした。
駐車場まで下山
それでは下山していきましょう。
いつもならこのままロープウェイで下山したいと思うけど、今日は久しぶりの山歩きなのでむしろ歩き足りない!!
登りと同じコースをピストンしますよ~。
あっという間に下山です。
宝登山神社への分岐があったので、寄り道してみよう。
![](https://san-tama.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_7932-1024x682.jpg)
秩父神社、三峯神社とともに秩父三社のひとつです。装飾がとても煌びやかで豪華な神社。
日本武尊が山頂に向かっている道中、東北方からの猛火に遭いどうしようもなくなったところ、巨犬が猛然と火中に入り消し止めたことにより、日本武尊は無事山頂に登り遥拝出来たと言われています。
このことから「火止山」の名が付いて、のちに「寳登山」となったとのことです。
今回立ち寄ったお店
阿左美冷蔵 宝登山道店
長瀞といえばかき氷!火照った体に冷た~いかき氷、最高です!
阿左美冷蔵はここら辺では人気店で、いつも行列です。この日は20分くらいで入れました。
地図はこちら
天然氷のかき氷は、現在全国でわずか6軒だけなんだとか。
ふわふわ氷は、口の中でほろっと溶けてそれはもう絶品でした!
その他、長瀞町は日本さくらの名所百選のひとつ。
3000本以上植えてある桜が4月に一斉に咲くそうなので、その時期に狙って訪れるのもいいですね。
埼玉県立 川の博物館
帰り道にあった川を体感する博物館。かわはくです。
直径24.2mの日本一の大水車がすごいインパクト。
かわはくのHPはこちら
荒川の源流域から東京湾までの地形を再現した、日本一の屋外地形模型。
日本一がここに2つもあるなんて、すごいな。
この翌週に甲武信ヶ岳に登る予定があったので、タイムリーな情報で興味津々。
本館もいろんな展示物がありました。
santanaさんは鉄炮堰のイベントで誰よりも前のめりで、誰よりもはしゃいでいました。
宝登山の動画
動画も作成しています。ぜひ、登山道の雰囲気を楽しんでください!
気に入って頂けたら、チャンネル登録とグッドボタンよろしくお願いします!
今回のお役立ちアイテム
5月の低山はめちゃくちゃ暑いです。帽子で熱中症予防、日焼け対策を。 速乾、防臭効果のある化学繊維のタオルが登山にはおススメです。 地図はどんなときでも携帯しましょう。宝登山登山を振り返る
山は楽しい。山は素晴らしい。
私たちは生き生きとできる場所はやっぱり山なんだなと、改めて感じることが出来ました。
秩父かあ~。あんま乗り気しないぜ。なんて最初は思っていたけど、なんてことのない森の中を歩くだけで気分はとても清々しく、とても高揚しました(自粛明けという特殊なマジックが掛かっていたせいもありますが)。
コースタイムの短い低山は、登山自体だけではなく下山後にもいろんな観光地を織り交ぜて楽しめるという利点もあり、たまにはまったり山行もいいものだなと思いました。
1日も早くコロナが終息して、なんの気兼ねもなく思い立ったらどこでも登りに行ける、そんな当たり前の日常が戻ってきてほしいです。