2024年3月13日~14日
どうも、yunaです。
今回は千葉県の内陸、主に養老渓谷あたりで車中泊の旅をしてきました。
1番の目的は「房総のマッターホルン」と呼ばれている伊予ヶ岳に登ること!
サクッと登れてしまうので、プラスで車中泊で観光も絡めようと計画を立てました。
3月中旬ということで菜の花も見頃!ポカポカと暖かい2日間で、春の訪れを感じる旅になりました。
目次
1日目
道の駅 ふれあいパーク・きみつ
道の駅 ふれあいパーク・きみつからおはようございます。
前日の深夜に千葉入りをして、こちらで車中泊をしました。
奥の建物はトイレで、公園のトイレという感じ。和式がメインで、綺麗は綺麗だけど薄暗いです。
道路を挟んで駐車場が2ヶ所ありますが、仮眠などで滞在する場合はダム記念館の前の駐車場に必ず停めましょう。
物産館の前の駐車場は狭く、買い物客の為の駐車スペースです。間違って停めると、放送で注意されてしまいます。
濃溝の滝・亀岩の洞窟
1日目はまるっと観光を楽しみます。
まず訪れたのは、先程の道の駅から車で数分の場所にある「濃溝の滝・亀岩の洞窟」です。
駐車場には日帰り入浴出来る濃溝温泉が併設されており、千葉県では珍しい源泉かけ流しを楽しめます。今回は入浴しなかったけど、道の駅からも近いのでオススメ!
お土産センターもあり、きみつソフトというソフトクリームがおいしそうでした。
案内に従って遊歩道へ。
8時くらいだったけど、有名な観光地なだけあって、歩いている人は意外と多かったです。
露天では、千葉の名産品である落花生などが販売されていました。
気持ちの良い道をあさんぽ。
登山以外で朝からゆっくり歩くことってないから、マイナスイオンを浴びて何だか健康になった気分!
数100m歩くと、幸運の鐘がありました。
この手の鐘はどこにでもありますねえ(笑)。一応鳴らしておく!
川廻しという工事で人工的に作られたトンネルをくぐる滝が、亀岩の洞窟です。
上からお目当ての洞窟が見えてきました。スロープを下って近くまで行ってみます。
スロープを下ると、ウッドデッキのテラスのようになっています。
ここから滝は見えるんだけど、角度的にビミョー。
正面から見るには水の中に入っていくしかなさそう…。
どうやら、前日に大雨が降ったので増水してたっぽい。道路上に木やら石やら落ちていて荒れていたのはこの大雨のせいだったのかと、この時気付きました。(この大雨の影響が、この後の予定を大きく乱すとはね…。)
念のため登山靴を履いてきてよかった…!さあ、水の中へGO!
間近で見る亀岩の洞窟がこちら。早朝に来ると、朝日が洞窟に入り込み、光の屈折でとても綺麗に見えるそう。
洞窟に差し込む光の角度が重要で、太陽の光がハート型に見えるタイミングは、3月と9月の早朝7:30頃までの風の弱い晴天の日。
まさに今日がその日ではないかそれは知っていたんだけどね、まあ眠気に勝てなかったよね…。
洞窟内の削られた岩肌が、カメの甲羅に似ていることから名付けられた亀岩の洞窟。
水量によっても色々な姿を見せるそうですよ。
そして、滝よりも気になってしまったのが2羽の鳥。
滝の前に丁度良い石があって、そこに丁度良い具合に寄り添うように休んでいます。
データフォルダを見返すと、滝の写真よりも鳥の写真が多かった…。
後半は、鳥をどう撮影するかしか考えてなかった気がする(笑)。
色んなポーズでシンクロする2羽はつがいなのかな。
息ぴったりで仲良しな姿は微笑ましかったです(滝はどうした)。
しばらく撮影をしたら、次の目的地に移動します。
先程のウッドデッキの先には、遊歩道が続いていて、お散歩コースも充実しているようです。
この辺りでは、5月下旬から8月中旬に蛍がたくさん見られ、6月下旬が特に見頃だそうです。また、紅葉時期は日本で一番遅いと言われている場所でもあります。
帰りに気付いてびくっとなった亀のオブジェ。
亀山ダム
お次にやってきたのは「亀山ダム」。
亀山ダムは千葉県で最初に作られた多目的ダムで、千葉県最大のダムでもあります。
カタカナで「カメヤマダム」と書いてあると「カメヤ・マダム」→「亀谷マダム」みたいに脳内変換されてしまって、貴婦人が頭に浮かんでしまいました(笑)。
本日2回目のあさんぽ。青空が広がって、暖かい陽気だから、いつまでも歩けてしまいそう。
亀山ダムはボート遊びや釣りも楽しめるようですね。
ここで、
大雨の影響その1 遊歩道が水に浸かって歩けない
ボートに乗って、流木の撤去をしている作業員さん。
これも大雨の影響で流されてきたのかしら…。
終わりかけで葉桜になりつつあるけど、桜が咲いていました。
奥に見えるオレンジ色の橋は「豊田大橋」。この辺りには橋がいくつかあり、ハイキングコースにもなっているので、橋を巡ってハイキングする人も多いそう。
あちら側は亀山湖畔公園となっていて、海に浮かぶ赤い鳥居が遠くから見ても特徴的でした。
鳥居まで歩いて行きたかったんだけど行き止まりに。
あちら側に行くには、違う駐車場からアクセスしないといけなかったみたい。
という訳で、ちょっと歩いただけで終わってしまい消化不良…(◞‸◟)
養老渓谷 粟又の滝
お次は養老渓谷へ。
養老渓谷と一口に言っても、全長7kmと見所がいろいろとあり、どこを見るかによって駐車場も変わってきます。私たちは下調べ不足で、そんなことも知らずうろちょろ。
一番有名なのが「粟又の滝」ということで、こちらにやってきました。
駐車場はホテルが経営している場所に停めさせてもらいました。ここが滝から一番近くて、1日500円!
しかし、後から調べるとこの先200mほど下れば町営の駐車場もあったみたい。
たいした距離じゃないので、みなさんにはそちらをおススメします!
周辺には地域猫がまったりくつろぎ中。自然いっぱいで伸び伸び暮らしていました。
滝の入口は駐車場の目の前にあります。
中々急なスロープ!この先は階段が続いています。
数分歩けば粟又の滝に到着です。
大雨の影響その2 増水して滝の近くまで行けない
遊歩道のすぐ脇を流れる滝の水は流れがとても速く、すごい音を立ててすぐそこまで迫っています。
普段なら観光客が普通に歩いているところも水に浸かっています。
登山靴を履いていても結構厳しい…。
仕方ないので、安全な場所で写真撮影をします。
全長100mで房総一を誇る名瀑。増水中なので迫力も増している気がする!
私は水辺の撮影がとても苦手なので、勉強してうまく撮れるようになりたいな~…と何年も前から言っている気がする。
車に戻って、途中に通りがかった滝の展望台にも寄ってみました。
上から見ると、遊歩道が浸水しているのがよく分かります。
駐車場の500円を払ってあんな感じだったので、またしても消化不良に(笑)。
紅葉時期にまたリベンジしに来よう!
和食処 清恵
朝から何も食べていなかったので、お腹ペコペコの私たち。
うどんと湯葉のお店、「和食処 清恵」にやってきました。
開店直後ということもあり、店内は私たちだけ。
ここは湯葉を推していて、初めて見る湯葉の天ぷらなんてものありました。
「清流御膳」というちょこっとずつ色々なものを食べられるものもあったけど、お子ちゃまな私たちは焼き魚がメインのご飯はまだ頼めない…。
私は釜揚げうどんと湯葉の天ぷらセットを注文。
小鉢に切り干し大根も付いてきて、味しみしみでおいしかった~!うどんはつるつる、コシもしっかりあっておいしい!
湯葉の天ぷらは、口の中でちゃんと層が感じられて、天ぷらなのにあっさり!
初めて食べたけど、なんかクセになりそうな不思議な味わいでした。
santamaさんは、ざるうどんにミニ天丼のセットを注文!
ミニといいつつ、ご飯もしっかり入っていて天ぷらの種類も多くボリューム満点でした。
三口橋
お腹を満たした後は、今が見頃な菜の花といすみ鉄道の電車を撮りにいきます。
国道465号線を走っていると何度もいすみ鉄道の踏切を渡るのですが、線路脇には菜の花が咲いていることが多く、のどかな風景が所々に広がっています。
菜の花の甘~い香りにも癒されます( ◠‿◠ )
最初に訪れた撮影スポットは、「三口橋」という橋の上。
下を流れる夷隅川はちょっと汚いので、望遠で切り取りまして…
大多喜城と、橋を走るいすみ鉄道列車を撮影します!
大多喜駅と小谷松駅間を走る電車で、13:02に小谷松駅から発車する電車を狙います。左から来るので、画角を決めつつカメラを構えながらその時を待ちます。
電車が来たー!パシャパシャと連写していると、撮り鉄になった気分です。
何とかいい感じに撮れたかな?
この黄色い車両はいすみ300形といって、観光列車を想定としたボックスタイプの座席と、トイレが設置されているモデルです。
撮り鉄もいいけど、ゆっくり乗り鉄もしてみたいな~。
石神なの花畑
撮り鉄をしていると、電車の時刻を気にしないといけないので結構大変!
また養老渓谷の方に戻る形で次のスポットに向かいます。
養老渓谷駅~上総大久保駅の間にある「石神なの花畑」にやってきました。
線路の脇に菜の花がたくさん咲いていて、フェンスの設置もないので迫力ある写真が撮れそう。
こんな感じの画角はどうかな?菜の花が入ると、一気に華やかになって春の訪れを感じられますね( ◠‿◠ )
さっきは黄色い車両だったから、次は違う色の車両が来たらいいな~。
徐々に人も集まってきて、みんな電車が来るのを待っているのだけど…。
14:02~14:08の間に通る予定の電車、中々来ないな…?
大雨の影響その3 電車が運休になる
いつまで経っても電車が来ないので、もう一度調べ直してみることに。
そしたら、まさかの災害復旧のため、一駅手前の上総中野までしか走っていないということが判明!
私が見ていたのは、代行バスの時間だったようです…。呆然と立ち尽くす私。
仕方がないので、菜の花畑を撮影だけして撤収です。
一番楽しみにしていた撮影スポットだったんだけどな~(笑)。
空しか見えない踏切
また大多喜城の方へ戻り、同じ道を2往復中(笑)。
今度こそは電車と菜の花を撮るぞ!と意気込んで次のスポット「第三大多喜街道踏切」へやってきました。
線路に並走するように作られた小道を歩きます。
数百m進むと、菜の花が線路脇に群生してきました。
第二五之町踏切と書かれた場所が、電車を撮るのに一番いいスポット。
別名「空しか見えない踏切」と呼ばれていて、警報機も遮断機もありません。
なるべく下から撮影して空の割合を多くするのが撮影のコツかな?
踏切に到着したタイミングで電車がやってきた!
と、ドタバタしてしまい、「空しか見えない踏切」っぽい写真は撮れませんでした(笑)。
今回の旅はこんなのばっかだよ…。でも、思い通りにいかない旅も結果面白かった!
大多喜城の時とは違う列車も見れたしね( ˘ω˘ )
旬菜料理 滝乃家
夜ごはんは、道の駅ふれあいパーク・きみつからほど近い「旬彩料理 滝乃家」へやってきました。
このあたりは飲食店がほとんどなく、その中でも評価の高かったこちらへ。
店内はカウンター席が数席と、座敷が5部屋ほどありました。
入口にはウイスキー、焼酎、日本酒などたくさんのお酒が並べられています。
一番下の段は千葉の地酒です。店主のおススメは福祝という日本酒!
辛口でねっとりとした味わい、食中酒にぴったりだそう。
とりあえずビールで乾杯!(私はウーロン茶)
お通しでこんにゃく煮と長いものたまりづけ。どちらもおいしい!
このお店は山芋が売りなようで、ランチメニューには自然薯セットで付いてくるみたい。
でもなぜか夜メニューには山芋がなかった…残念。
定食メニューも豊富にあったけど、ちょこちょこ色々なものをチョイスして食べることに。
まずはべジファーストでシーザーサラダ。
お次はちくわの磯辺揚げの中に明太マヨが入ったもの。カリカリでおいし〜い!
明太マヨは何にでも合うな…。
お刺身三点盛りは、その時のおススメを出してくれます。本日はまぐろ・たい・つぶ貝でした。
2人とも貝類を好んで食べないんだけど、臭みもなくてコリコリとおいしかった!
santamaさんがもう一皿食べたい!と唸った揚げだし豆腐。
めちゃめちゃしっかり水切りされていて、衣と豆腐が一体化してだしつゆに浸かっていても全く衣がはがれない!これはおいしい!
板わさは、梅と大葉でさっぱりと箸休めに丁度良かったです。
串はとり皮をチョイス。大体タレで食べることが多いけど、ここは塩とレモンを絞って頂くタイプ。
こってりあっさりでおいしかったです( ◠‿◠ )
おでんは固形燃料で最後まで熱々!シェアするのに丁度良いサイズでした。
最後に揚げ物、唐揚げを注文!スパイスがめっちゃおいしくてジューシーでした。
これもsantamaさんお気に入りで、メニューにない白米を注文しておかずとして食べていました。
私も〆に炭水化物を食べたくなり、焼きそばでフィニッシュ。
野菜多めで、お肉が入ってなかったのが残念!しくしく。
しかし、全体的にとても料理がおいしい居酒屋さんでした。ごちそうさまでした!
道の駅 ふれあいパーク・きみつ
この日も前日と同じ道の駅、「ふれあいパーク・きみつ」で仮眠させてもらいました。
道の駅の隣にはミニストップがあり、周辺には何もないので助かります。
デザートになめらかプリンパフェを1人1つペロリ!24時間営業ではないので、翌日の朝ごはんも一緒に調達しておきました。
普通車駐車可能台数 69台
交通量 少ない(静か)
明るさ 暗い(寝やすい)
トイレ 和式(清潔度★★★☆☆)
道の駅ふれあいパーク・きみつのHPはこちら
2024年3月現在の情報となります。
2日目
伊予ヶ岳登山
翌日は6時半に起床。朝ごはんは、ミニストップで買っておいたパンを食べます。
食べて片づけをしたら出発です!
本日も青空が広がっていい天気です。
時期的にちょうど田んぼに水張りがされていて、山並みのリフレクションが見れました。
春の訪れを感じますね〜。
道の駅から車を走らせること40分、大きな鳥居が登山口の目印。
こちらをくぐって登山開始です。2月に登った那須岳から1ヶ月ぶりの登山で、体が鈍りまくってるけど大丈夫かしらん。
伊予ヶ岳は、千葉の山では唯一山名に【岳】とつく山で、鋭い岩峰の頂きを持っています。
登山口の目の前がバス停なので、マイカーじゃなくてもアクセスしやすいのが嬉しい。
ただ、バスは本数が少ないみたいなので事前に調べておくと安心です。
参道には樹齢1000年と伝えられている御神木、夫婦クスの大木があります。
どちらも幹回り4mもあり、立派で迫力がありました。
右手にはトイレがあるので、出発前に済ましておきましょう。
トイレの奥には、登山者用の駐車場20台ほど用意されています。
先程の大鳥居を車で突っ切って入ります。
目の前には平群天神社と、その後ろに伊予ヶ岳の南峰が見えています。
すごく登るように見えるけど、1時間ちょっとで山頂に行けちゃうんだよね。
房総のマッターホルンという名に相応しい鋭い山頂、伊予ヶ岳の南峰。
別名「安房の妙義山」などとも呼ばれていて、ギザギザしていたり、尖っている山に色々と例えられているようですね。
伊予ヶ岳には、天狗が潜んでいたという伝説もあるようで、その昔話が神社に掲示されていました。
読んでみると中々面白い。
登山の安全を祈願したら、神社の脇を通って登山道に進みます。
登り始めはボコボコとした足元の悪い道。シイやクヌギの雑木林の中を歩いていきます。
既に息が上がり始めていますよ…。
次第に登山道っぽくなってきました。東屋のある展望台までは登山者じゃなくても登れるので、よく整備されています。
道標も立派なものが立っていますね。
道中、めちゃくちゃ目が痒いと思っていたら、スギ花粉やあ~!
あまり目にはこないんだけど、今年はひどい気がする…。
木にニコちゃんマークが彫られていてほっこり( ◠‿◠ )
くすっと笑える可愛い顔だな。
しばらく歩くと富山との分岐があります。
伊予ヶ岳、富山、御殿山と合わせて「富山三山」と呼ばれていて、縦走して歩く人も多いようです。
分岐を過ぎるとロープ場が現れました。
使わなくても全然登れるけど、先程の道と比べると、足元が悪くなってきました。
登り始めて30分、展望台に到着しました。
東屋とベンチがあって休憩するのに丁度良い場所です。
展望台からの景色がこちら!
正面には里山の風景が広がり、山の間を縫うように集落があります。
写真には写ってないけど、この左手に富山三山のひとつ、御殿山があります。
北アルプスのような壮大な景色も大好きだけど、たまに登る里山もやっぱり魅力的よねえ。この風景を見ると、日本に生まれて良かったって思う。
真っ青な空にはトンビが元気に飛び回っています。海が近いんだなあと実感。
そして一際目を引くのが、双耳峰の富山です。綺麗な猫耳だ。
こうして見ると、富山に行くには縦走というより、一回下ってもう一回最初から登るみたいな感じなんだな。
うっすらだけど、東京湾の向こうには伊豆大島が見えました。
3年くらい前から、「大島一周して三原山に登る」というワクワクな予定を綿密に立てているので、早く実現したいところ。島旅にずっと憧れを抱いている2人です。
展望台の奥にも道があったので進んでみると、展望台より一段上がっているので、ちょっとだけ眺めがよかったです。
上を見上げると、山頂がいつの間にか目の前でした。
東屋から先は危険なロープ場ゾーンなので、気を引き締めていきましょう。
数年前には死亡事故も起きているそうので、注意喚起の看板がたくさんありました。
こういう場所は、フィンガーレスグローブがあると安心ですね。
手をロープの摩擦から守りつつも、指先の動きを邪魔しないので重宝しています。
ロープ場は壁のような傾斜で、高度感があり結構緊張します。
直進は「キケン」と注意喚起があったので、左に回り込むように進みます。
安全確保の為のロープですが、たくさんありすぎて、足を引っ掛けそうで逆に怖かったです…。
上から見下ろすとカニのたてばい感がすごい。低山だからと侮るなかれ。
ロープ場を3つクリアしたら、山頂はすぐそこです。
東屋から山頂まで時間にすると10分ほどなので、程良く緊張感を持ったまま楽しく終われるのがいいですね。
標高336m、伊予ヶ岳(南峰)山頂に到着しました!
ここが下の神社から見えていた部分で、先端は岩が突き出ていて、鎖で囲われていました。
この部分が石鎚山に似ていることから、「伊予ヶ岳」と名付けられた訳ですが、私はどちらかと言えば、大台ヶ原の大蛇嵓に似ているなあと感じました。コンパクトな大蛇嵓!
先端からの眺めがこちら。
展望台と同じような景色だけど、山頂からのほうが高度感が増して、より一層箱庭感がありますね。
右手のぽこんとしたピークはもう一つの山頂、北峰です。
北峰の奥に見えたのが鋸山です。
千葉に登山目的で来たのは今回で2回目。海を眺めながらの車中泊旅は何度かしていて、観光地は結構来てるんだけどね。
千葉は低山ばかりだけど、それならではの魅力が知れたのでまた色々と開拓していきたいところですな。
富士山などの展望も良く、ポカポカ陽気で最高。
南アルプスも見えるはずだけど、この日は気温が高かったこともあって霞んでしまっていました。
こういう里山は冬に登るのが絶対おすすめ!空気が澄んで遠くまで眺望があるからね( ◠‿◠ )
海から突き出たあの削られた岩は何だろうか?歩けるのかな~?
海が近いと、いつも登る山では見られない景色が楽しめるので、自ずとテンションが上がってしまう!
山頂にはテーブルとベンチがあるので、景色を楽しんだら小休憩します。
下山したらおいしい海鮮丼を食べる予定なので、おやつで小腹を満たします。
チョコレートがドロドロに溶けていて、もうそんなに暖かいのか、と驚きでした。
1時間弱山頂に滞在して、下山していきます。
先程のロープ場を下るのは嫌なので、周回コースで下ることに。
周回する場合、最後は林道と車道歩きになります。
北峰までは5分ほどで行けます。
一度下ることになるんですが、久しぶりの登山+下りが苦手ということで何だかいつも以上に怖く感じる!
新しめのロープが設置されていたけど、やっぱりここで滑る人が多いのか…。
北峰に到着です。山頂は狭く、5人ほどでぎゅうぎゅうになりそう。
こちらのほうが、鎖がないので開放感がありました。
北峰から見る南峰は、岩が突き出ているのがよく分かります。この角度から見ると、お隣の鋸山にも似ているな。
ちょうど登山者が立っていて、大きな岩との比較が出来ました。
下山路は滑りやすく、中々の急勾配で怖かったです。
こちらも親切にロープがずっと張られていたので助かりました。
とにかく転んだり滑ったりするのが大嫌いなので(みんなそうだと思うけど)、この手の下山が一番嫌だ…。
ピンクテープ、ありすぎじゃない?と思うくらい目印がたくさんあるので、迷う心配はなかったです。
急勾配を下り切ると、ジャングルのような雰囲気に変わりました。
案内板に従って右手の神社のほうへ…。のつもりが、何故か林道のほうに進んでいたようです。
そのことに、書いている今気付きました(笑)。
林道を経由して下山することになってしまったので、多分遠回り。
途中に手作り感満載のTBG場(ターゲットバードゴルフ)がありました。結構コースも充実してそう。
地元のおじいちゃんおばあちゃんの憩いの場になってるのかな~。
車道へと出てきました。
神社の入口が10番で、ここは5番。道を間違えたことにより、バス停5駅分歩くことになってしまいました( ˘ω˘ )
のどかな道をてくてく歩きます。
先程まであの山頂にいたのよね〜。肉眼でも人が見えるのが里山って感じ。
途中にあった自販機でコーラを購入。伊予ヶ岳と乾杯♪
コーラがおいしい季節になってきましたね〜。
こうして登山口に戻ってきました。
久しぶりの登山で、すごく筋肉痛になりました(軽い山なのに)。
翌日に所用で血圧を測定したんだけど、爆上がり!
2時間で往復できちゃうコンパクトがありつつも、伊予ヶ岳という名に相応しいスリリングなロープ場や、山頂では素晴らしい里山の風景が見える楽しい山でした( ◠‿◠ )
岡本桟橋
下山後、まだ時間があったので寄り道することに。
12番長岡桟橋と書いた看板を曲がって、小道を行きます。
海に突き出た橋が特徴的な「岡本桟橋」にやってきました。
大正時代に魚の水揚げのために整備された桟橋です。1961年に漁港が移転するまで使用されていたそう。全国でも数少ない木製の海桟橋です。
私の好きなテレビ番組『ドキュメント72時間』で密着していた場所でもあり、気になっていたので今回来れて良かったです。
陽が落ちる時間帯に来るのもよさそうですね。
海に入ることがほとんどないので(泳げない)、こうして海側から海岸を見るのは何だか新鮮でした。
食事処 なぶら
下山後のお昼ご飯にやってきたのは「お食事処 なぶら」です。
毎日その日に獲れたお魚を新鮮なうちに食べられるとあって、地元民にも人気のお店です。
人気のメニューは早々に売り切れてしまうようで、私たちが行った時点で既に1200円の刺身定食しか残っていませんでした。ので、そちらを注文。
4種のお魚が2切れずつと、たたきがついていました。
朝獲れたてなだけあって、確かに新鮮で臭みも一切ありませんでした。
光物が苦手な2人だけど、こちらのお魚は美味しく食べることができました( ◠‿◠ )
ボリュームに関しては少なめで、登山後には物足りなかったです。
海岸には様々な奇岩がありました。
左の穴が開いた岩は大ぼっけ岩といい、12月中旬から1月中旬には穴の中にちょうど夕日が落ちるそうですよ。
海沿いならではの光景。トンビが空を埋め尽くすように飛んでいました。
これだけいるとうんちが落ちてきそうでびくびく。
トンビに混じって屋根の上にいたのはアオサギです。
当たり前のように屋根にいたので、何だか面白い光景でした。
道の駅 保田小学校
旅の最後にやってきたのは、以前から気になっていた「道の駅 保田小学校」です。
道の駅ランキングで全国2位に輝いたこともあるこちらの道の駅は、少子化の為廃校になった学校をそのまま利用しているのです。
その面影が至るところに感じられます。
ああ~、小学校ってこんな感じだったよね、と遠い記憶が蘇りました。
大人になってから小学校に入る、ということがないので全部が小さくて可愛い。
2階には「学びの宿」という宿泊施設があります。
日帰り入浴もできるようで、もはや道の駅とは思えない!これは全国2位になるのも頷けます。
宿の中を覗いてみると、教室の中に布団が敷いてある!面白い…。
これは黒板でお絵描き大会が始まるな。
廊下には給食ワゴンやら、図工室にあった机やら…懐かしいものが色々ありました。
机に座ってみたら、意外と大人になっても普通に座れるのね。足が短い証拠なのか…。
ランドセルも意外と背負える。横にかけてた給食袋が懐かしい~!
好きなキャラクターの袋をおねだりして、中にはお箸セットが入っていたなあ…。
体育館は直売所として活用されています。地元の農産物やお土産がずらり。
ランドセル仕様のお菓子が可愛くてついつい手に取ってしまう。
1階にはいろいろな飲食店が入っています。
「風土職人A’ma~ne」というお店は、様々な焼き菓子を販売していて、中でもプレミアムシュークリームが人気!
パイ生地仕立ての生地にカスタードがたっぷりでおいしかったです。
「cafe 金次郎」には給食を再現したプレートがあります。スイーツも豊富。
私たちはお昼を食べた後だったので、軽くつまむことに。
あまおうパフェ、揚げパン、チーズボール…。食べすぎか。
道の駅と併設して、「保田小附属ようちえん」という施設もありました。
広場やプレイカフェなどがあり、主に子連れのお客さんに人気のエリア。
こちらにも飲食店がいくつかあり、このカレーが鋸山の名所を表していて面白かったです。
という訳で、1泊2日の車中泊旅がこうして終わりました。
当初の目的は「伊予ヶ岳に登る」ということだけでしたが、思いの外色々な観光地を巡れて、菜の花で春の訪れを感じることも出来て、充実した旅になりました(大雨に予定を狂わされけど)。
低山だと、観光をセットで楽しめるのが魅力のひとつだと改めて感じました。
今回訪れたMAP
車内紹介
冬の車中泊仕様、使用している装備品を紹介しています。
今回のお役立ちアイテム
IKEAのマットレスがフリードプラスにジャストサイズ!
ランタン, Beszing ledランタン 光色・輝度記憶搭載 3色切替 無段階調光 電球色 自然白 昼白色 5200mAh USB…
両サイドに2個付けたら十分な明るさになります。
地図はどんなときでも携帯しましょう。
駐車場代(養老渓谷):500円のみ
食費・交通費除く