2020年2月12日
どうも、yunaです。
今回は、山形と福島の県境に位置する西吾妻山に登ってきました。
冬の西吾妻山は、何と言っても「リトルスノーモンスター」の愛称で親しまれている樹氷が魅力!!
蔵王を凌ぐとされている広大な樹氷!そして雄大な展望。
初めてのスノーシューにわくわく、心踊る山歩きの始まりです。
目次
駐車場を目指す
前日の夜から埼玉を出発して、福島入りをしていました。
今回は、住宅メーカーさんのショートステイハウスを利用させて頂きました。
目の前には磐梯山という、最高のロケーション!
あちらに見えるは飯豊連峰。真っ白けっけ!
飯豊山に登った人は皆、口を揃えて小屋番さんがむちゃくちゃいい人って言いますね。
いつか絶対行きたいです。東北はどの山も本当に魅力的で、東北が好きすぎる…。
主な登山コース
CTは短くなだらかな地形なので、スノーシューでらくらく登山が出来る。
雪山初心者におすすめされるコースはこちら。
また、コースの大半は樹氷を見ながら歩くことが出来る。
難点を上げるとすれば、リフトの値段が高いこと…。
ということで、私たちはゆっくり樹氷を楽しむため天元台から登ることに。
泊まっていた宿泊施設からグランデコは30分で行けるのに対し、天元台は2時間以上かかりました。
ヒョエー(゚д゚)!!!
天元台ロープウェイから出発
天元台駐車場住所→山形県米沢市大字李山12118-6
この日のロープウェイの始発は8時20分。事前にHPでチェックしましょう。
少し遅れて2本後の9時00分のロープウェイで出発!
料金はロープウェイ+リフトの往復で1人3800円…。
ロープウェイの中から撮った写真。乗り場から1番近い区画の駐車場は、ほぼ満車!
しかし、300台駐車可能なのでご心配なく!
ロープウェイを降りて、ここが最後のトイレになります。
更にリフトを3基乗り継いでいきます。
所要時間は35分、結構時間が掛かりますね。
朝一で、よく整地されたゲレンデを歩くのはきもちいい!
もたもたしていたので、駐車場に着いてからここに来るまで1時間以上かかってしまった(^^;
北望台から登山開始
ゲレンデトップの北望台から入山です!
特に案内板などはないので、どこから登ればいいのかちょっと迷います。
トレースがあってよかった!
初めてのスノーシューに悪戦苦闘
スノーシューを使うのは今回が初めて!
スノーシューとトレッキングポールはステイハウスで無料で借りられました。
そう、私たちは雪山というものを全く分かっていませんでした…。
このモフモフ雪のなだらかな西吾妻山に持ってきた装備は何とピッケルのみという大バカさんたち(笑)。
全く無知とは怖いものですね(゜-゜)
はるばる福島まで来たのに、危うく登れないところでした…。
スノーシュー(ワカン)+トレッキングポールは必携です!!
思ったより簡単に装着出来ました!これで合ってるかな…??
さあ、登り始めましょう!
オオシラビソが密生した斜面をまずは登っていきます。
なんかもう、既に別世界!!
雪の深さが今までとは格段に違います。
そしてスノーシューってすごい!!とても歩きやすい!
これはツボ足なんかじゃ歩けません。
何度でも言います、
スノーシュー(ワカン)+トレッキングポールは必携です!!
そして早速トイレに行きたくなってきた…。
さっきの最後のトイレ、早く上に行きたいが為に行かなかったんだ…。
戻るわけにも行かず、結果6時間トイレを我慢する羽目になりましたとさ。
どこまでも青い空とどこまでも白い大地。
こんな最高なコンディションな日に登れることに万歳!!
いきなりパッと視界が開けて、目の前に現れたのは…。
西吾妻山のリトルモンスターに衝撃
モンスター!モンスター!リトルモンスター!
なんじゃこりゃ~~!!!
ここは日本なのか??!こんな景色が見れるなんて!!
この感動を何と言えばいいのか分からず、とりあえず両手を広げて叫んでいます(≧▽≦)
背丈の低い密集した樹氷はリトルモンスターと言われており、登山者たちを魅了し続けています。
いや~、これは毎年見たくなる絶景です!!
登り始めて30分ほどでこの景色を見ながら歩けるとは。
天元台から登る最大の利点はこれではないか?
なだらかな地形なのがよくわかる1枚。
風によって自然に造られた雪の模様を見るのも初めて!
モンスターを間近で見てみる!
大小様々で、それぞれ個性が出ています。
しばらくは平地なので、スノーシューすいすい進んでいきます。
沈まずとても歩きやすいスノーシュー。
しかし、登り始めからなぜか異音を放っています。
かかともカポカポ浮くし!サイズが合っていないのか、付け方が間違っているのか…?
プチストレスと共にこの時は登っていました(T_T)(T_T)
トレースはしっかりついていました!先人の方々、ありがとうございます!
これ、トレースついてなかったらどこを進めばいいのかさっぱりですよ(゜-゜)
モンスターに紛れて登山者を発見!辺り一面真っ白なので、目立つ!
何度も撮ってしまう、リトルモンスター。
それにしても、全然人がいなくて静かなスノートレッキング。
他に生命の気配を感じないと、一層異世界に迷い込んだ気になります。
と思えば、前方にレスキュー隊を発見!
何でも、前日は午後に天候が悪化し、下山出来ずに西吾妻山小屋に登山者が取り残されたようです。
ブルーシートに覆われた塊を引きずっていたので、まさか死体…?(゚д゚)!
と思いましたが、登山者は無事に救助されたようです。よかったよかった。
歩いてきた道を振り返ります。
真っ白すぎてどこから来たのか分からないぞ!!
突如二手に分かれるトレース!
たくさん人が通ってそうな左の方がトレースがしっかりついてそうなので、左へGO!
登っていくうちに風が強くなってきました。
さらさら雪であっという間にトレースを隠してしまいます。えらいこっちゃ!
登り始めの雪とは違い、上部は固く締まっていて歩きやすい雪質でした。
樹氷もガリガリ、強い系モンスターに変わってまた違う雰囲気に。
santamaは強風で寒くて止まっていられない!と、どんどん先に行ってしまいました(´゚д゚`)
可愛い足跡発見!野ウサギの足跡です。
いつか出会ってみたいものです(^ω^)
慣れないスノーシュー歩きで結構時間が掛かってしまいました。
途中に梵天岩や天狗岩があったはずですが、見落としてしまったようです。
そして吾妻山山頂が見えてきましたよー(意外とまだまだ距離があるな…)!
小屋まではなだらかに下って、その後平坦道に。
こうして人を並べて撮るとその大きさがよく分かりますね。
しかし、これだけ大きくてもリトルスノーモンスターって言うんだから、蔵王とかの樹氷で有名な山々のモンスターはどんだけの大きさなんだろう??
やっぱり撮っちゃう、リトルモンスター。
西吾妻小屋
時期によっては1階の入り口は雪に埋もれてしまうので、はしごが掛けられた2階の冬季用の入り口から中に入ります。
スノーシューを外すのが億劫だったので、今回は中には入らず。
そして残念だったのは、小屋の周りがおしっこだらけの地獄絵図だったことです…。ああ、悲しみ。
山頂まで最後の登り
グランデコから登ってくる登山者が合流して、一気に賑やかになってきました!
みんな山頂を目指しています。
やはり人気なのはグランデココースらしい。
人の往来を眺めながら、しばし小休止。
西吾妻山小屋付近は、夏になると高山植物が咲き乱れる湿原なのです。
ここ最近は、雪山ばかり登っているので写真を見ると緑が恋しくなります(´・ω・)
ちょっこと顔を出すのは磐梯山!!
天元台から登ると、山頂付近まで行かないとその姿は拝めません。
さあて、私たちもそろそろ最後の登りにいきますかね。
振り返ると、西大巓。
トンボとアブに追い掛け回されたあの夏を思い出す。
スノーモンスターの間から、登山者たちがちょこちょこと顔を出して可愛らしい。
ここら辺が山頂かな?
吾妻連峰最高峰の西吾妻山(2035m)に到着です。
標識は完全に雪に埋もれているので、分かりません!
夏の山頂は木々に囲まれてこんなに展望がないのに、冬になると景色が一変しますね。
登ったことのある山なのに、全然違う景色を楽しめるってすごいなあ(゚д゚)!
急いで下山
リトルスノーモンスターを思い切り楽しんだので、下山します!
ロープウェイの最終時刻がギリギリだったので、息を切らしながら急いで下りる!!
しかし、後に1時間間違えていたことが判明(笑)!もっとゆっくり出来たのか…!
午後になっても、空は青いまま。
santamaは手袋を落としました(゜-゜)しかも両手。
最近は、1回の山行で必ず1個何か落として帰ってきます…。どうしたもんか。
スタートから違和感のあったスノーシューですが、靴に固定するベルトがただ単にしっかり締まってなかっただけでしたΣ(゚Д゚)
正しく装着出来た時の歩きやすさといったらもう…!スノーシュー万歳\(^o^)/
帰り道、いつの間にかトレースを間違えて中大嶺方面に登っていました。
ホワイトアウトしたら、あっという間に方向が分からなくなります!
初心者のスノーシューハイクにぴったりの山ですが、侮るなかれ。
もうそろそろ可愛いこの子たちともお別れです(´・ω・)
何回も振り返ってはさよならを言います。
また会いに来るから、待っててねー!!
2日目は猪苗代リゾートスキー場へ
翌日は生まれて初めてスキーに挑戦してみました!
スキー板を外して乗れるゴンドラ(初心者におすすめ)があるということで、猪苗代リゾートスキー場に行きました。
猪苗代湖が眼前に広がっています!どんより雲なのが残念!
へっぴり腰で何とか立つ2人(;^ω^)。
登山より筋肉痛になりましたとさ。
西吾妻山の動画
動画も作成しています。ぜひ、登山道の雰囲気を楽しんでください!
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西吾妻山登山を振りかえる
とにかく初めての景色に圧倒されっぱなしでした。
すごい!やばい!きれいしか表現力がないですが、終始興奮!!
初めてのスノーシューで股関節をやられ、サングラス焼けをし、鼻水で鼻下がヒリヒリしますが、そんなことはどうでもいいくらいに、最高でした(*^^*)
来年も再来年も、その次の年も、この絶景を見に訪れたいお気に入りの場所になりました。
CTが長く大半が急登なので、健脚者向けのコース。
無雪期にこのコースで登った際、下りのロープウェイの時間がギリギリだったため、積雪期では帰ってこれないと判断(スキーで滑って下れるならいいかも)。
天元台から登ることを選択。