2019年8月7日〜9日
どうも、yunaです。
前回は北岳登頂編をお送りしました!
今回は後半。北岳〜間ノ岳の稜線歩きと、北岳バットレスを眺めながらの下山です!
いや〜、こちらも最高でした(๑˃̵ᴗ˂̵)
目次
2日目:北岳〜間ノ岳の稜線歩き
北岳山荘までの下り

北岳に無事登頂した私たちは、次の目的地である北岳山荘へ向かいます。

下の方に見えていますが、山頂から小屋までは1時間の道のりです。

山荘までは急な下りが続きます。危険マーク!!!
ひょえー!気をつけて行きましょう!

明日はこの分岐を八本歯のコルに進み、左俣コースで下山予定です。

遠目からでも梯子が連続しているのが分かりますね。

ザレ場ですが、しっかり整備されているので歩きやすいです。


梯子を降りたり…。

ここまで来れば緩やかで下りやすい道に。

まだ早い時間でしたが、チェックイン出来ました。

入って右手に宿泊申込書があるので記入します。

案内されたのは、中白根のお部屋。

窓から富士山が見えます!!♪(´ε` )
昨日と同じく、今日も午後から天気が崩れる予報らしく、13時くらいまでには小屋に戻ってきてくださいと言われました。
タイムリミットは3時間半。コースタイム通りに歩ければ何とか往復できそう!
不要な荷物は置いて、間ノ岳へ向かいます。
雷鳥との出会い

まずは正面に見えるこんもり山、中白根まで45分の道のりです。

わお!富士山がゴジラに襲われている〜∑(゚Д゚)
しばらく歩いていると、遠くの方で登山者が何やら騒いでいます。
これはもしや…?
「雷鳥がいますよー!」
やっぱり(о´∀`о)!
「雷鳥に出会ったら 絶対後続の人に伝える」説。
もれなく私たちも、後続の方に伝えました。
説立証です(笑)。

お母さんと3羽の子供達が悠々と登山道を横断していました!
可愛らしい雷鳥の鳴き声も初めて聞くことができて大満足。しかし、ガスってるときにしか出会えないんじゃなかったっけ…?

富士山と雷鳥のコラボ!いいショット頂きましたー!!!
皆さんは、雷鳥の鳴き声を聞いたことがありますか?
今回、可愛らしい雷鳥の鳴き声を初めて聞くことができたんです。
クークー、可愛い!


9時55分 中白根山登頂後ろには…
北岳がドーン!存在感がすごい。どっしり構えて堂々とした風格。
今振り返ると、この旅の中で1番のお気に入りの場所は中白根山の山頂かもしれません。
だって…南アルプスの山々が全て見えるんだぜっ!
間ノ岳に行かなくても、是非!是非!中白根山まで足を伸ばしてこの景色を堪能して欲しいです!
中白根〜間ノ岳 楽しい楽しい稜線歩き

中白根〜間ノ岳までは1時間。比較的緩やかな尾根歩きなので気持ち良く稜線歩きを楽しめます。
ただ、遮るものは何も無いので強風時などは注意が必要です。

ここを登り切ったところに標識っぽいのが見えた!あそこが山頂か?!

ずっと緩やかだと、登りが地味にキツい…。
しかも、登り切ったところは山頂ではなかった。゚(゚´ω`゚)゚。

santamaは遥か後ろで、ストックを引きずりながら下をうつむきバテた模様(笑)
しかし、本当の山頂もすぐそこです!


山頂は広々としています。

次回は農鳥岳まで行って、白峰三山を繋げて縦走したいなあ。

仙丈ヶ岳のカール地形も美しい。

甲斐駒ヶ岳の方から雲が湧いて出てきました。前日にあんなことがあったので、山が雲に飲み込まれていく光景が少し怖い…。


途中1箇所だけ、大きく切れ落ちて高度感のある岩場が。見てるこっちが怖い。

どんどん下ります。


北岳を眼前に眺めながら贅沢な下山。山荘が雲に隠れて見えない〜!

雷にビクビクしながらの早足下山でした。
北岳山荘はこんなところ
北岳と間ノ岳の間にある北岳山荘。素泊まりでお世話になりました。
こちらの山小屋は、10名未満の予約は不要とのこと。小屋に予約しないのは初めてなので、ちゃんと泊まれるのか不安でした。
収容人数が150人のところ、最盛期の週末は大混雑となるようで400人近く泊まったこともあるそう…。平日登山組でよかったなあ。


部屋はこんな感じ。寝袋ではなく布団タイプ。
3日目の下山時に確認しましたが、布団はしっかり屋根で天日干ししていたので清潔そうです(笑)。この日は空いていたので、畳1枚分の寝床を確保出来ました。
しかし、敷き布団1枚に対して枕と掛け布団が2組用意されていたので、基本は敷き布団1枚に2人のスタイルみたいです。

早速布団を敷いてみました。ここに2人は狭いよ…。でも2枚の敷き布団に5名とかもあるそうで…。今日は本当にツイていた!

受付の脇にはお湯とお茶。24時間無料で置いてあります!ありがたい。゚(゚´ω`゚)゚。
館内の水道水も無料提供。しかも飲用可能です。

free wi-fiも完備!繋がる場所は限られていますが、いつも速度制限が掛かってしまう私には何と有難いことか!



更衣室もあります!普段はトイレで着替えるんですが、洋服など荷物の置き場に困るんですよね…。これも嬉しいお気遣い!

サンダルの用意もあります。しかし、宿泊者に対してサンダルが少ないです。登山靴は袋に入れて部屋に持っていかなくてはならないので、靴を上げ下げする必要があります。

最後は食堂。入口を入ってすぐの小さな一角が、素泊まりの方が使える場所です。

バーナーも使用OK!この鍋敷きを使用しましょう。

お腹が空いたので、売店で赤いきつねを1つ買ってシェアすることに。
ここで、事件勃発!
santamaは揚げを最後まで残して食べるタイプ、私はちょこちょこ食べるタイプ。santamaも食べているだろうと思っていたんです!
…最後に私が「残しておいたよ!」と満面の笑みで渡した揚げのサイズがこちら。

え!一口も食べていないだって?!ごめん…。ごめんよ…。えっと…かまぼこ2個残っているから食べていいよ!
しかし、santamaはかまぼこでは許してくれませんでした。夕飯にもう1個買って食べていました(笑)。私には一口もくれませんでした。揚げの恨み、恐るべし!!

寒くなかったので、晩ご飯は外で食べることに。小屋の裏手に回るとテーブルとベンチがあります。晴れていれば、正面に富士山が見えますが今日は雲が多く見えず。


こちらは今回の山行行動食!これで1人分。
甘い系、しょっぱい系、おつまみ系、ミックス系の4袋用意。なんと言ってもこのおつまみ系はお気に入り中のお気に入り!あるのとないのじゃテンションが違います(笑)!ただ、うずらは高いんじゃあ…。
昔はナルゲンになんでもかんでもミックスして入れてましたが、味が混ざると食べたい欲がなくなることが判明。私たちのスタイルはこれに確立されました!
乾燥剤を入れると尚良いです。
今日の予報は外れ、ガスは出ていたものの大きな天気の崩れはなし。みなさん無事山荘に着き、思い思いのひと時を過ごしていました(^∇^)
3日目:左俣コースで下山
おはようございます!名残惜しいですが、本日は下山日。

いい天気になりそうです!

中白根山に登っている人を発見!そうか、あそこでご来光を拝むという手があったか!早起きして登っておくんだった…。

朝ごはんを食べて…。

吊尾根分岐まで、登り返しです。後から気付いたのですが、稜線の下にも登山道があり、そちらの方が近道らしいです。八本歯のコル方面に行くなら、下の登山道の方が登り返しもキツくなさそうなのでいいかも。
八本歯のコルまで階段地獄

八本歯のコルまで約50分。山と高原地図には30分と書いてあったけど、結構時間がかかるみたい!しかも、岩場に張り付いた高度感のある小さな橋や、丸太階段、ガレた岩場の連続。私の苦手分野なので、更に時間がかかりそうだなあ。不安な方は、余裕を持って出発しましょう!

早速丸太階段現る!奥にも連続して取り付けられている!こんなような道をひとつずつクリアしていきます。

このルートのいいところは、絶景!登ってきた時とは違う角度から見た間ノ岳。
おおらかな山容が美しいですね。行きと帰り、違うルートを選ぶと違う発見もあったりして楽しいです♪( ´▽`)

なだらかな道になったと思ったら…

お次は丸太階段+ガレ場の連続です( ;∀;)

太い手すりはつかみづらく、厄介です。滑り止めのついた手袋があると、◎です!

大岩が折り重なる岩場は、ペイントマーカー伝いに進みましょう。

岩の間から鳳凰三山のオベリスク!!santamaはこういうの見つけるが上手い。

めっっっちゃ時間かかってしまった!!地図上の30分で行けるっていうのは一体どうゆうこと(笑)!?

このルートで見える最後の間ノ岳にさよならを告げて。
上を見上げればバットレス、横目に雪渓

ここからしばしの樹林帯です!このルートは他のルートに比べて、距離も歩行時間も短いものの急な丸太梯子や丸太階段が連続するので、登山者が多いと渋滞することも。

秘技!芋虫下り!
両手両足、お尻をフルに使ってイモイモと下りる技です。
登山6年やってるのに、未だに下りが初心者並みに遅いんです( ;∀;)
一向に慣れない。正に渋滞の元凶になる奴ですね( ;∀;)

ここをクライミングするっていうんだから、すごいなあ。

樹林帯も程なくして終わり、ザレたジグザグ道になります。スリップしやすいので要注意。この道が約1時間続きます。
8月頃まで右手には雪渓が残っています。雪渓の上は崩れる危険があるので歩かないように、左岸を歩きましょう。
下山後のお楽しみ

チップ制の公衆トイレが設置されています。ここが右俣と左俣の合流地点。
20分くらいプラスで歩きますが、小屋で一服したい私たちは白根御池小屋方面へ。

小屋まで30分。やはり登山者の多くは近道の大樺沢の方に行くようで、あまり歩いてる人はいないです。鬱蒼と生い茂った道。

しばらく休憩して出発。

再び樹林帯をひたすら下りて…。

santamaの転倒写真も撮り。

飲むと誓ったサイダーを一気飲み!この瞬間、最高に幸せ!!!!
お疲れ様でした!!!

下山後のご飯はかつ玄竜王玉川店をおすすめ!初日に朝ご飯を食べた松屋の向かいにあります。
下山後ってお肉食べたくなりませんか…?ご飯、豚汁、キャベツがお代わり自由です!揚げたてサクサクのカツでご飯がモリモリ進みます(о´∀`о)
南アルプスに来た時のお決まりができて喜ぶ2人なのでした。
間ノ岳登山を振り返る
北岳に次ぎ、日本3位の高峰間ノ岳。麓と山頂を直接結ぶルートがないため、なかなか登る機会が作れないのが難点。
1泊2日の週末弾丸登山でも北岳、間ノ岳と登れないことはないですが…。是非2泊3日でゆっくり稜線歩きを楽しんで頂きたいです!
1番の魅力は日本一高い稜線歩き。お天気に恵まれれば、一生忘れない山旅になるはず。ルートもバリエーション豊かなので、計画段階からワクワク!
次は、農鳥岳まで歩き奈良田に下りるっていうのもいいかも!
あ!今、私めっちゃワクワクしてる!!!
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