2024年11月21日
どうも、yunaです。
今回は榛名山の掃部ヶ岳に登ってきました。
私たちの住んでいる埼玉からは、比較的アクセスがいいものの今まで一度も縁がなかったエリアになります。なんと、登山11年目にして初めて足を踏み入れました…!
赤城山、妙義山とともに上毛三山と呼ばれています。
翌日に歩くアプトの道がメインで、その前日に近場にある榛名山を、おまけ的な感じで登ってきました。
目次
山旅サマリー
榛名山は、様々な山を総称してその名がついています。今回は最高峰の掃部ヶ岳へ登ります。
ピークはたくさんあるけど、最高峰に登っておけば「榛名山、登ったよ!」と言えるだろうという思いで、、。
下山後はロープウェイで榛名富士にゆるっと登って散策。
その後車を20分程走らせて、伊香保温泉街をぷらぷら観光しました。
ロープウェイ往復:950円
駐車場代(伊香保温泉):700円
温泉代:850円
合計:2500円 食費・登山口までの交通費除く
駐車場を目指す

湖畔の宿駐車場からおはようございます。
深夜に自宅を出て、車で下道を走ること4時間。下道でも普通に行ける距離ってのがいいですよね。
早朝ということもあり、とても静かで人気はほとんどありません。
駐車可能台数 50台
料金 無料
トイレ あり(清潔度★★★☆)
アクセス 容易
最寄りのコンビニ ローソン渋川伊香町店(MAPはこちら)

駐車場の目の前には榛名富士が見えます。掃部ヶ岳登山後にあちらに行きます!

駐車場の脇にあったモミジがとてもきれいに紅葉しています。
結論から言いますと、この駐車場で見たモミジが一番きれいでした(笑)。
ちょうどいい時期かな~と思ったんだけど、少し遅かったみたい。本当に、紅葉はぴたりと当てるのが難しいね…。


道路を渡ると公園というか広場的なものがあります。
「湖畔の宿」という昭和のヒット曲があるようで、それにちなんで記念に作られた公園です。メロディーフェンスがあり、リズムに合わせて叩くと音楽が流れます。…ですが、元曲を知らない私たち( ˘ω˘ )
「乙女の像」の彫刻もありました。

公園の奥の小道を登ってみると、銅像と共に道標を見つけました。
めちゃくちゃ分かりづらい…!しばらくウロウロと彷徨ってしまいました(笑)。

関東ふれあいの道のマークがありました。榛名山もこのコースに入っていたのね~。
いつか全部歩いてみるのも面白そうです。
関東ふれあいの道の道とは?
一都六県をぐるりと一周する自然歩道。10km前後に区切られた日帰りコースが160もあります!
バスや電車でアクセスしやすいのも魅力のひとつです。

それでは掃部ヶ岳に向けて出発です。
本当に登山道?と思うような小道ですが、合ってます!
榛名山の最高峰、掃部ヶ岳に登る

写真では分かりづらいですが、最初から結構な急登です。
つづら折りということはなく、一直線に登山道が続くのでウォーミングアップする暇もありません。

のちに知ったのですが、こちらの湖畔を直登するルートよりも硯岩登山口のピストンで登る人がほとんどみたいです。

前日に雨が降ったみたいなので、落ち葉で滑るわ滑るわ。
転んだら下まで真っ逆さまに転げ落ちそうです。

岩の上に乗って進んだほうが安全かも。
最初から急登なので、着ていたソフトシェルも早々に脱いでしまいました。
脱ぐのもバランス取りながらで一苦労だったので、登る前に脱いでおくことをおすすめします。絶対に暑くなりますで!

程なくして、傾斜が緩やかになってきました。
9月に西穂高岳に登った以来なので、2ヶ月振りの登山。しんどかったぜ…。
今年は、休みの日にことごとく雨に降られたので、全然登れなかったな~。

傾斜が緩やかになってくると、クマザサの細い登山道に変わります。

上を見上げると、木々の上部だけ黄色い葉をつけています。
最盛期は黄金の森になるのかな。見たかった!
しかし、空は気持ちの良い秋晴れで、低山を登るにはもってこいのいい天気です。

足元にはまだ小さな秋の気配がありました。

登るにつれて、木々の間から雪山が見えてきました。谷川岳や赤城山方面の山ですね。

一ヶ所だけ岩場のロープ場があります。
ここでこのルート唯一、登山者とすれ違いました。

登りは何ということはありませんが、足場が悪く滑りやすいので、すれ違った登山者は下りで苦戦していました(写真に写っているのはsantamaさん)。

ロープ場を過ぎるとまたクマザサゾーン。

登山口から1時間ほどで硯岩コースとの合流地点に到着しました。
ここから10分ほどで山頂なので、もうひと踏ん張り!

先程までの登山道と比べると、柵が付いていたりと明らかに整備状態が良くなりました。
こうやってみると、やっぱり湖畔コースはメジャーじゃないのだな~と。

眼下には榛名湖と榛名富士が見えてきました。榛名富士の奥のトンガリ山は烏帽子ヶ岳。
中々いい眺めじゃないのん。

山頂に到着しました。山頂は意外と広く、南側が開けていて展望が良いです。

1449m、榛名山最高峰です。
お隣の杏ヶ岳も可愛い名前で気になる。しかし、「かもんがたけ」にしろ、「すもんがたけ」にしろ、一発で読むには難しい山名ですね。

西には存在感のある浅間山。
うっすら白くなっています。噴煙もここからよく見えました。

開けた南側には八ヶ岳も見える!左手奥は南アルプスです。

この特徴的なギザギザな山は妙義山です。
榛名山と同じく、上毛三山のひとつに数えられています。
6年前に一度行ったけど、アスレチック感があり面白い山でした。山友さんは登山靴を忘れてスニーカーで登ってたっけな(笑)。


車で走っている時も思ったけど、麓の紅葉はいい感じです。
明日のアプトの道は期待していいんではないだろうか。

簡単おしるこでホッと一息。甘くて温まるから、冬の登山では重宝しています。
山頂に滞在している時も、登ってきた登山者は3人パーティーのみでゆっくりできました。

1時間ほどまったりしたら下山開始です。

先程の分岐まで戻ったら、下山は左に曲がります。

急坂なものの、湖畔コースとは違って階段が取り付けてあるので下りやすいです。

しばらく歩きやすかった階段ですが、途中からめちゃくちゃ下りづらくなりました。
段差がある+歩幅のピッチが狭すぎるといった感じ。

下山後に知ったのですが、雨などの影響で土が流されてえぐられてしまったようです。硯岩登山口に注意書きがされていました。

丸太の上に乗るのも滑るので、柵につかまりつつ慎重に下りました。
ので、結構時間が掛かってしまった…。

平坦な道になってしばらくすると、硯岩の分岐に出ます。

分岐が出てきました。右は硯岩と読みます。
この硯岩、展望が良いという話は聞いていたのですが今回はパスしてしまいました。
榛名湖と榛名富士が一望出来る、榛名山随一の展望の良さだったよう。
面倒くさがらず行けば良かった。今、とても後悔しています…。往復10分で行けるそうなので、皆さんはぜひ行ってみてください。


その後も階段状の登山道を下っていくと、榛名湖荘前の道路に出ます。

湖畔を眺めながら駐車場まで歩きます。
ちょっと波立っているけど、リフレクションで影榛名富士が見えました。
ロープウェイで榛名富士山頂へ

車で榛名富士の駐車場まで移動してきました。
こちらも紅葉は終わり枯木になっています。うーん、残念!

榛名富士周辺には、お馬さんがたくさん待機していました。
乗馬体験や、トテ馬車に乗って湖畔を周遊出来たりするそうです。


ロープウェイは10分~15分間隔で運行しています。大人往復で950円。
乗り場に到着したタイミングでちょうど出発してくれました。

ロープウェイに乗ること3分、山頂駅に到着です。
こちらのロープウェイは日本初の二両連結式ゴンドラ!初めてお目にかかりました。

広場にはベンチとテーブルがいくつかあり、麓から登ってきた登山者たちが休憩していました。

山頂の榛名神社まで少しだけ登っていきます。
山と高原地図には1390mの表記がされていたけど、1m高くなったのか( ˘ω˘ )?

スニーカーに履き替えてきたけど、登山靴の後だとすごく歩きにくく感じる。
足が全然守られない感じ!やはり登山靴は偉大だね…。

数分で山頂に到着です。
榛名神社は古くから縁結びや安産の神として信仰されていて、絵馬にはそういったお願い事がたくさん書かれていました。

山頂の木々の間からは、赤城山や男体山などの山々が見えました。

ロープウェイの方に戻ると、たくさんの人で賑わっています。そのほとんどが外国人観光客でした。
山頂よりも開けているので、展望を楽しむならこちらですね。

榛名富士からも浅間山がよく見えました。早朝よりも雪がなくなった気がする!

私の中では、榛名湖が目の前にどーん!と見えるのを想像していたんだけど、角度がちょっと微妙ですね。ロープウェイの位置が良くないので、これはがっかりポイントでした。
榛名富士はパスしてもよかったかな~。下から見るだけでいいかな、と思ってしまいました。
この日は霞んでいたけど、富士山や奥秩父の山々なども見えるらしいです。


眼下には関東平野が一望出来ました。
望遠レンズでスカイツリー探しを頑張ったけど見えなかった!

帰りもロープウェイで楽ちん下山。
先ほど登った掃部ヶ岳も湖畔越しにきれいに見えました。
伊香保温泉で食べ歩き

車で20分ほど移動し、伊香保温泉にやってきました。
伊香保温泉付近には駐車場がいくつがあり、石段街に1番近い駐車場は石段アルウィン公園北駐車場(P4)になります。
駐車場の空き状況がライブカメラで見ることが出来るので、参考にしてみてください。

石段街の入口には「IKAHO」と、どデカいオブジェが。
400年の歴史を持つ石段街にミスマッチな気もするけど、観光客は楽しそうに写真撮影をしていました。

石段の真ん中には温かい温泉が流れていて、その湯気が温泉街の雰囲気を一層引き立てています。廃れてしまっていた時期もあったようですが、最近また頑張っているようで活気が溢れていました。


石段街と名前が付いているだけあって、頂上の伊香保神社まで365段の階段が続きます。
この365という数字は、温泉街が1年365日賑わうようになってほしいという繁栄の願いが込められているそうです。
晩御飯前の微妙な時間ですが、下山後から何も食べていないので軽く食べ歩きをすることに。
石段玉こんにゃく

まずは玉こんにゃくを頂きます。
石段街を上がって程なくするとお店があり、お出汁のいい匂いに吸い込まれてしまいました。

串に4つついて200円。鍋でくつくつと煮えられた玉こんにゃくはあつあつぷりぷりで、からしをつけて食べるともう幸せ~( ◠‿◠ )
いさごや

続いてはいさごやというお土産屋さんにやってきました。

ここのお店、メインはお土産だけどたくさんの観光客が外で食べていたのがこちらの練り棒です。私はチーズ味をチョイスしてみました。
冷たいのかと思ったらほかほかで温かい!チーズがとろけておいしかったです。
伊香保神社


小腹を少し満たせたので、頂上の伊香保神社まで歩きます。
石段街から小道を覗くと、レトロで雰囲気のあるお店が並んでいました。時間があればもっとじっくり見たかったです。

もうひとつ気になったのが、水沢うどんのお店。日本三大うどんのひとつで、とても柔らかい触感が特徴です。
この微妙な時間じゃなかったら食べたかったんだけど…。次回の楽しみにとっておきます。

石段街を上がるにつれて見えてくる3つのピークが特徴的な綺麗な山。赤城山と榛名山に挟まれていて、左から十二ヶ岳、中ノ岳、小野子山となっています。(調べるまでこれが榛名山だと思っていたよ…)
ここから榛名山も近いから、見えるもんだと思ってたけど角度的に違うのか。


足元に目を向ければ、干支や頭文字Dのマンホールがあったりして面白いです。

こちらの勝月堂というお店は、温泉まんじゅう発祥の地です。
石段街の中で一番楽しみにしていたグルメなんですが、もう完売して閉店していました…。
平日だから大丈夫だろうと思っていたけど、午前中に売り切れることが多いみたいです。ふかふかのおまんじゅう、食べてみたかった~!

だいぶ上まで登ってきて、頂上もそろそろかなというところ。紅葉が美しかったです。

伊香神社に到着しました。
上州一の縁結びの神社と言われていて、パワースポットになっています。上まで上がってくる観光客は少ないのか、静かに楽しめました。
頑張って登ってきた分だけ、なんだかご利益が得られそうな気がしました。
えびす屋 段べえ

santamaさんが久しぶりに射的をやりたいということで、段べえに立ち寄りました。
石段街には多くの射的屋さんがありますが、その中でも一番清潔感があって景品がよかったという点でこちらに決めました(笑)。

しかし、当たりはするものの全然倒れない!そうだよね、射的ってそうなんだよね…(笑)。

おまけの駄菓子だけもらって終了。まあ、景品が取れなくても楽しいのが射的なんだよね!
石段の湯

温泉街に来たんだから温泉に入らなければ!ということで日帰り入浴をやっている石段の湯に入りました。
内湯のみというシンプルな造りでしたが、伊香保温泉黄金の湯の源泉かけ流しを楽しむことが出来ます。
和 Terrace 千


お風呂上がり後、まだまだ食べ歩き続行!( ◠‿◠ )
石段街から路地裏を入るとあったお店で肉巻きおにぎりを食べました。
メイン通りから外れているので、人通りも少なく静か。テラス席で景色を楽しみながらゆっくり出来ました。
STRAWBERRY BOMB


食べ歩きの最後を飾ったのはこちらのいちご牛乳。お風呂でさっぱりした後の牛乳は最高!
いちごが濃厚でとてもおいしかったです。


石段街の上から、夕日で山肌の色が移り変わる様を眺めました。
今日は山に登って、温泉街も散策出来て充実した1日になりましたね~。
今回立ち寄ったお店
道の駅 よしおか温泉


翌日はアプトの道に行くため、道の駅よしおか温泉で車中泊をしました。
日帰り温泉が併設されていて賑わっていました。

晩御飯は口コミが非常に(異常に)良い、とあるお店に行きました。
これは完全に口コミに騙されてしまいましたね…。味も大して美味しくない+何より衛生面が最悪で、最後に残念な思いをしてしまいました。
という訳で、セブンのスイーツで取り戻す!1人で2個食べちゃうもんね!<`ヘ´>
santamaさんは、食後なのにおでんをしっかり食べていました(笑)。
満たされた私たちは、22時頃就寝しましたとさ。
今回のお役立ちアイテム
低山でちょこっとお湯だけ沸かしたい時には軽量のガスとクッカーを持っていきます。
寒い冬には、甘くて温まるおしるこで休憩を♪
地図はどんなときでも携帯しましょう。
榛名山登山を振り返る
正直なことを言うと、全体的に地味だったな…という感想を抱きました。
掃部ヶ岳と榛名富士を登ってみて、榛名富士の展望が期待より残念だったことから、硯岩に登っておけばよかった、と後悔の念も強くなりました…。
お隣にはよく似た赤城山という比較対象があるので、比べてしまうと…といったところでしょうか。
硯岩に登っていれば榛名山の印象も変わったかもしれませんが、次に榛名山に来ることがあれば観光目的に来るかな〜という感じです。
ゆうすげ園でお花を見たり、遊覧船でのんびり楽しんだり、湖畔でサイクリングなんかもいいかもしれませんね。
湖畔の宿記念公園駐車場(8:31)→掃部ヶ岳(9:45-10:32)→榛名湖吾妻荘(11:32)→湖畔の宿記念公園駐車場(11:47)
CT3時間17分(標準CT2時間25分)
休憩、撮影の時間が含まれています。