燕山荘：泊まりたい山小屋ナンバーワンの魅力とは

2017年9月27日。燕山荘に泊まりました。泊まりたい山小屋ナンバーワンの魅力とは。その実力とは！

燕山荘はアクセスが良い？

登山口の中房温泉へは、各地から高速バスが乗り入れており、アクセスが容易です。中房温泉から、燕山荘へは、北アルプス三大急登の合戦尾根を4〜5時間登ると辿り着けます。
北アルプス三大急登と言われると、強烈な登りを想像しますが、登山道の整備がしっかりしているので勾配の割に登りやすく、約40分ごとにベンチがあり、3時間の位置に合戦小屋があって、休憩を取りやすいのもグッドです。

ロケーションが素晴らしい

何と言っても、北アルプスの女王、日本屈指の美しさを誇る燕岳が目の前にドーンと存在しています。このインパクトたるや。当サイトのトップ画像も、その燕岳です。
燕山荘は燕岳の稜線上に位置しているので、燕岳だけでなく、北アルプスの山々を360度堪能することができます。北アルプスの主要な山は、ほぼ見渡せるのではないでしょうか。槍ヶ岳に向かう表銀座縦走路も全て見えますから、ワクワクが止まりません。ですから、燕山荘に泊まるだけで大満足の旅となります。この立地はズルイ、とも言えます（笑）

清潔感と便利さと

webで予約をしておけば、タッチパネルの操作で宿泊票の発行ができます。本来は手書きで氏名住所を書かされるので、疲れている時は地味に嬉しいですよこれ。出入り口付近には、スマホ充電用のコンセントがあります。（使用料100円）
小屋内は掃除が行き届いており、清潔感があります。そして、トイレが臭くない（他の山小屋と比べて、ですが）のです。臭いところは、臭いがずーっとつきまとうくらい臭いのですが、燕山荘はそれがありませんでした。

部屋は基本相部屋ですが、可能な限り分散させてくれるようです。二人で行きましたが、一部屋を独占させてもらえました。上下二段になっているので、高さはありません。今回は上の段を割り当てられましたが、ハシゴの上り下りが面倒…。こればかりは仕方ないですね。

それと、山小屋のスタッフさん達は皆さん親切で、愛想が良いです。正直、嫌なら泊まらなくてもいいんだこのやろう、みたいな、うんこ接客してくる山小屋もあるので、愛想が良いだけで嬉しいですね。

ご飯が美味しい

街で食べたら、普通の定食なのかもしれません。ですが、山で食べるご飯は、山で食べるというだけで、ランクが上がります。そしてハンバーグは僕の好きなチーズインでした。最高です。誰かが言っていました。◯取山荘のハンバーグより100倍美味いと。静かに、そして力強く同意しました。

商売上手？

燕山荘に入ってすぐ、ロビーではオリジナルTシャツを販売しているのですが、その量がハンパないです。デザイン豊富でサイズとカラーは各種取り揃え。まるでTシャツショップです。
それ以外にもオリジナルグッズの種類は豊富で、これを見るだけでも楽しいのです。燕Tシャツ買っちゃったよ…。

喫茶店もあるのにびっくり。ケーキも食べられてびっくり。生ビールも、小・中・大・メガ（！）と各サイズ取り揃え。ワインもおつまみもあるのです。

憧れにしておいたほうがいいかもしれない

ロケーションもホスピタリティも高水準の燕山荘。山小屋初心者にぴったりと言いましたが、初めての山小屋が燕山荘だと、他の山小屋は不満だらけになるかもしれません。それぐらい快適です。しっかり商売していますよ。