小さくても車中泊で大活躍！カセットガスコンロ「プチスリムⅢ」

車の中で調理したり、お湯を沸かす際は「SOTOレギュレーターストーブ ST-310」を使用しています。
これはこれでゴトクも大きく、登山などでは使い勝手が良いのですが、車内での調理となると、もう少し安定感が欲しいなと思っていました。
それに、レギュレーターストーブはゴトク部分が直に接地するので、ちょっと…ね（車中泊用テーブルは木製なので）。

それで、一般的なカセットガスコンロを持っていこうかなと考えていましたが、車の中で使うには大きすぎる…。で、いろいろ探していたところ見つけたのがイワタニのプチスリムⅢです。

プチスリムⅢの特徴

まずはプチスリムⅢのスペックを紹介

ごとくトップが低い＝薄い

プチスリムⅢと最後まで迷ったのが、同じイワタニの「タフまるJr.」でした。
アウトドアでの使用も想定していたので、実は「タフまるJr.」が第一選択でした。

それでもプチスリムⅢを選んだのは、ごとくのトップがかなり低かったからです。
※プチスリム 77mm、タフまるJr. 122mm　その差は45mm！

コンロの火が天井に近いと天井を焦がす可能性があるらしい…。
というわけで、我が家のフリードプラスは天井がそこまで高くないので、なるべくなら火は低い方が良かったのです。
コンロには鍋やフライパンが置いてあるはずなので、そこまで気にしなくて良いのかもしれませんが…。

薄いことにはもう一つメリットがあります。
車中泊中は狭い空間で座っているので、ごとくが高いと中身を確認するのが億劫になるんですよねえ。その点、プチスリムⅢは、ごとくが低いので鍋やフライパンの中身を確認しやすいんですよね。

小さい

普通のカセットガスコンロと比べてかなり小さいのも、車の中の狭い空間では重宝します。

iPhoneと比較してもこの通り。この大きさであれば、もう一つコンロを使えそう（使いませんけど）。
ちなみに、外箱は取っ手付きになっており、収納後、持ち運びしやすくなっていますよ。

レギュラーサイズのCB缶だとはみ出しますが、仕方ないですな。きっちり納めたい方はイワタニカセットガスジュニアを使いましょう。

火力が若干物足りない数値ですが、車内で使うことを考えれば十分な数値かなと思います！
というか、特に火力に不満は感じません。

ちょっとした不満

特に性能面では不満はありませんが、デザインが可愛らしすぎるなーとは思います(笑)
もうちょっとアウトドア感が欲しいというか。アウトドアを想定していないんでしょうけど。

それと、ゴトクが付いている天板が持ち運ぶ際によく外れます。ガス缶のカバー部を持っているとすぐ外れます。持ち運びの多いアウトドアを想定（以下略）

実際に車の中で使う際に気を付けていること

最初にもお伝えした通り、メーカーとしては、車の中やテントの中で使用しないでくださいと、はっきり述べています。それでも使う場合は面倒見ねーぞと。
というわけで、どうしても車内で使いたい僕たちが気を付けていることを。

一酸化炭素中毒対策

車内で使う時に一番怖いのが、一酸化炭素中毒です。
冬になると、雪で車が立ち往生して一酸化炭素中毒で亡くなる方のニュースを見ることがあります。テントの中でバーナーを使用して亡くなる話もたまに聞きますよね。

対策は簡単で、換気をしっかりすること。
つうわけで、作りましたよ。換気扇。
サブウエポンは一酸化炭素チェッカー。これで完璧です。

燃えやすいものを着ない

コンロの火やロウソクの火が、今着ている衣服について燃え上がる現象を、着衣着火というらしいのです。
狭い空間で火を扱うので、うっかりコンロに触れる可能性が高くなりますよね。
特に毛羽だった衣服が燃えやすいらしいので、ふわふわした服は着ない方が良いのかなと。フリースなんかは表面フラッシュと言って一瞬で燃えたりするそうです。
なんにせよ、火を扱う際は袖を捲っています。サムホールはやめとけ！

炒め物をしない

これはもう単純に車が臭くなるから。
油を使った炒め物はしないようにしています。
ホットケーキや目玉焼きがギリギリ許容範囲でしょうか。ソーセージはボイル！

車中泊に安心して使えるカセットガスコンロ

プチスリムⅢ、買って大満足しています。
小さい・軽い・薄い！

特に薄いのが素晴らしい！
先日、車中泊をした際にパックおでんを買ってきて、そこにはんぺんを追加して食べましたけど、おいしー！たのしー！
これが普通のカセットガスコンロだったら、いちいち首を伸ばさないと鍋の中身が見えないですからね。薄いは正義！

とにかく小さくて薄いコンロが欲しい場合はプチスリムⅢを。
小さいけどアウトドア感のあるコンロが欲しい場合は風防もついてるタフまるJr.を。
そんな感じでしょうか。